パワーブランドとは、どんなものか?
私の場合、ソニー・パナソニック・コカコーラ・カップヌードル・ナイキ・・・・
一般的には、トヨタ・ディズニーランド・マクドナルド・ユニクロ・アップル・・・
共通点は、「人気度」? 人気のあるブランド=パワーブランドか。
しかし、「人気」という観点で考えると、「嵐」「沢尻エリカ」「イチロー」だ。
人気の中身は、果たして他と一緒なのか。
イチローは、違う。
あのWBCを境に、孤高の哲人から人間味あふれる鉄人へという変化をみせた。
知っていることと好きなこととは別なもの。
その人の人間味、個性、考え方が気に入ることが、好きになること。
共感し始めると、その人のことをもっと知りたくなり、結果的に今まで以上に好きになる。
このプロセスがブランドがパワーブランドに進化していく過程である。
人を知って好きになる過程と似ている。
ブランディングを一言で言うと、「好きになってもらうこと」
後は、「好き」という感情をどうやって消費者に起こすことができるのか。それだけだ。
そのためには、ブランドが消費者にとってどうなのか、どれくらい好かれているのかを調べておく必要がある。
<5段階>
①知っている 知名度
②使ってみた ブランド経験
③欲しいものの一つだ 購入の選択肢の一つ
④ほかよりいい ブランドに対する評価
⑤大好き、これしかない ブランドとの絆ができる
⇒ブランドの現状分析にはかかせない5段階
ブランドとの強い絆ができるということは、そのブランドがいつも消費者に寄り添っていて、ちょっとした安心感を与えたり、元気の素をあげたり、ちょっと自身が持てたりすること。
昔なら、知名度と使用経験だけで良かったと思うが。
例をあげると、「宮崎アニメ」
1984年「風の谷のナウシカ」、それから2~3年おきに、「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「紅の豚」。
その後、「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」・・・すごい興行収入だ。
これらの人気の原動力となるブランドメッセージは、『人間と自然の共存』。
本来は人間も自然の一部なのに、人間は自然と対立する存在になってしまった。
宮崎監督は、1984年のあの時代に、いち早くそれを危惧していた。
「アニメ」の語源はラテン語の「アニマ(霊魂)」で、命を吹き込むという意味があるそうだ。
アニメなら、強いメッセージでもやわらかく、やさしく、たくさんの人に伝えられる。
そう考えたのか。
「となりのトトロ」のメイちゃん、自然と人間の媒介的な役割を担った。
「崖の上のポニョ」のポニョ、自然界のパワーそのもの。宗介、自然と人間が共存していたころの人間の姿を想定したのだろう。
宮崎アニメには、自然と人間の係わりがこと細かに描かれている。
ブランドメッセージ、つまりブランドゴールは、「自然と人間の共存」。
その目標を達成するために、時代ともに、宮崎アニメブランドは進化し続けた。
これが「ブランディング」
お手本にしたい。