関節炎の鑑別 | ハグセラピー始めます。

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関節炎!の鑑別です(^^)

まず関節炎とは=
関節炎( Arthritis)は、関節の炎症をともなう疾病の総称のこと。
症状には局所症状と全身症状があり、局所症状としては発赤、腫脹、圧痛、こわばり、可動域制限などが知られ、全身症状としては発熱、全身倦怠感、体重減少などが知られている。
関節炎と関節周囲炎の区別としては関節炎は他動的に動かしても関節痛が認められ、どの方向に動かしても痛みがあることが特徴とされている。運動時痛とは関節障害を疑う徴候であるが、腱鞘炎の場合、自分で動かすと痛いが他動的に動かすと痛みを感じないとされている。



関節炎をまず分別します。

①急性(6週間以内)
②慢性

それから
①多関節
②単関節



考えられるのが
①急性多関節
・細菌性関節炎(感染性心内膜炎、淋菌性関節炎など)
・ウイルス性関節炎(肝炎、HIV、風疹、ヒトバルボB19など)
・慢性多関節炎の初期(関節リウマチ、SLE、血管炎、PMRなど膠原病の初期)

②急性単関節
・外傷
・結晶誘発性関節炎
*痛風発作時は尿酸値はむしろ低いことが多い

③慢性多関節炎
・関節リウマチ
・若者ではSLE
・高齢者ではPMR(リウマチ性多発筋痛症)

④慢性単関節炎
・変形性関節症
・大腿骨頭であれば無腐性骨頭壊死(アルコール多飲)
・結核性関節炎



★まず!するのは感染症かを判断すること!

発熱ががポイントになります。

発熱がともにある関節炎

関節リウマチ
細菌性関節炎
全身性エリテマトーデス
ウイルス性関節炎
細菌性心内膜炎
成人スチル病


細菌性やウイルス性のものは病院へ!
急な発熱と関節炎による痛みがあるものは注意です
発症から1カ月以内の場合にはウイルス性関節炎の可能性を常に想起しなければならない
といわれています。

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細菌性関節炎はどの年代の人も発症する疾患です。
ただし、最も多く感染するのは幼い子どもと高齢者です。

一般的な症状は急速に現れます。それらの症状は次のとおりです。

・体温の上昇
・関節の痛み
・腫れや赤み
・関節部分の皮膚が熱っぽい
・食欲不振
・疲労
・心拍の上昇

子どもは、股関節や肩に最も多く発症します。
成人は、腕や脚、特に膝の関節痛が多くなります。
背中や頭、首にも発症することがありますが、これらは比較的発症が少ない部位です。

その他のリスク要因には次のものがあります。

・過去に受けた関節の手術や人工移植
・リウマチ性関節炎やその治療薬の服用
・ループス
・痛風
・定期的は薬剤の注射
・乾癬または湿疹
・薄い皮膚または創傷
・免疫力の低下
・免疫機能を抑制する治療薬の服用
・呼吸器感染症など、その他の部位に起きている細菌感染
・コンドームを使用しない性交
・歯茎の疾患や歯根膜手術


ウイルス性関節炎

淋菌やウイルスは、二、三カ所または多数の関節に同時に感染することがあります。

急なもので関節炎と熱があるものはまず病院に、です。
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では
関節リウマチの特徴

①両手のこわばり、特に朝こわばりやすい
②疲れやすい、微熱が続く
などはリウマチの初期症状として典型的なものですが、特に中高年期の女性の場合、ホルモンの関係などで同じような症状を訴える方は大勢います。


①左右対称
部位は手足の第2関節、第3関節が90%程度、また手首や足首の
関節が80%程度となっています。のちのち大関節にもおよぶ

②リウマチ因子、CCP、CRPが高くなる

③朝のこわばりがある

④30~50歳代(男女比 1:4)
また、60歳以降に発症する方も少なくありません。



SLEの特徴

①20~30才代の女性に多く(8:1)

②蝶形の発疹が見られる(50%)

③腕・手指・体幹・足などに対称性の紫斑・ジンマシン・爪の硬結・水疱をつくる。

④光過敏症亢進

などがある。