膝の治療に棒灸!!
今膝の患者さんが多いので膝の治療をいっぱい調べてます☆
棒灸を使って治療です!
ということでまず棒灸についても調べてみました!
治療効果
① 冷えの改善
ツボの位置や補寫の鑑別などは気にせず、体の冷えている部分に行う方法でも効果は上がります。冷たい部分、や患者さんが冷たいと思っているところにでもOK、どちらの場合でも棒灸治療を根気よく行っていると、愁訴が改善していきます。
② 筋肉の硬直を緩める
棒灸は、筋肉の硬くなっている部位・緊張部に行っても効果的です。ジワーと温まっていくことで、その部位が心地良く緩んでいきます。
③ 関節部の可動域改善
関節の動きを良くしたい時には、関節の中まで熱が通るように時間をかけて温めましょう。棒灸を持っていない方の手で関節を動かしながら温めると、より一層効果が高まります。
④ 疾病や愁訴の改善
東洋医学でいうところの「虚」している箇所に棒灸治療を施すことで、疾病や愁訴を改善することができます。広範囲が虚している時は、棒灸を移動させながら全体を施術する方法を取ってもOK。
⑤ 精神的なストレスの緩和
頭部、後頸部、肩、心窩部などに棒灸を行うと、匂いの効果と相まって精神的なリラックス効果が図れます。現代人の体の不調や様々な愁訴の背景には、「ストレス」が多分に関わっています。棒灸治療を行うことによる深いリラックス効果は、そういった愁訴を治すのにも有効です。
変形性膝関節症や外傷後などの「膝の痛みや可動域制限」に対する治療法
棒灸を使って膝関節を中心に温めながら治療することで、より一層の効果が上げられます。
棒灸の使い方には、動かさずに一箇所をジワーと温める、患部周辺も一緒に温めるようにグルグル回す、患部に近づけたり離したりして熱さに変化を付けるなど、様々な方法があります。患部の状態に合わせて使い方を変化させてください。
① まず棒灸で膝周囲を全体的に温めます。
特に熱く感じる箇所や、逆に温かさを殆ど感じない箇所が、重点的にアプローチするツボとなります。
(反応が出やすいのは、内膝眼、外膝眼、血海、梁丘、陰陵泉、陽陵泉などのツボです。)
② 圧痛部位を温めます。
膝のお皿と大腿骨の間、大腿膝蓋関節も重要な箇所です。加齢による膝蓋軟骨のスリ減り等で痛みが出やすくなります。この関節を指で押して、圧痛のあ る所に棒灸治療をするのも効果的です。患者さんが普段痛みを感じる箇所とは異なる、意外なところに圧痛が検出されることもあるため、膝周りを満遍なく調べ ましょう。
③ ツボの委中を温めます。
膝の痛みが続くと、膝の屈曲拘縮が生じてきます。膝関節の屈曲状態は、膝痛を増長し股関節や骨盤、腰などのアライメント不良を引き起こし、様々な愁訴のもととなります。
触ってみて筋緊張が強い所や硬結がある所に、重点的に棒灸治療を行いましょう。ツボの委中や委陽に行うのも効果的です。
④ 内外側の足関節を同時に温めます。
ふくらはぎや足関節の硬さが、膝痛の原因になっている時もあります。もし原因でなかった場合でも、痛みや変形の増悪因子になる可能性がありますので、内外側の足関節にも棒灸を行いましょう。
3 最後に
施術後、患者さんに四頭筋(特に内側広筋)の筋トレや膝関節のストレッチを教えて、実行して貰うことが大事です。何より治すのは患者さん自身なのです☆