アトピー治療 | ハグセラピー始めます。

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アトピー性皮膚炎、悩んでる方多いですよね。治療もしたい!ということで


基本的にはアトピー性皮膚炎は脾肺気虚証がベースとします。

脾気虚 → 気の生成不足、運化水液不足により気の通りが悪化するため生痰 → 肺気虚
肺気虚 → 宣発粛降の失調により → 脾気虚

配穴:脾兪、足三里、三陰交、気海、太白(補気健脾)地機(利脾理血)、
   肺兪、太淵(補肺気)中府(清宣肺気)、ダン中(宣肺降逆)

プラス下記のようなタイプに分ける事ができます。

1、血虚タイプ

血は、脾と心の働きにより、水穀、営気、津液から生成される。腎精の化生によっても、血が生成される。
脾、心、肝、腎何らかの問題が生じ、血が不足の状態になっているのが、血虚タイプである。

血虚による皮膚の乾燥・痒みは、血が不足して血燥となり、肌表が滋養できないとおこる。
乾燥肌で粉が吹いたような状態、かいても組織液が出ることは少ない。

配穴:三陰交、脾兪、膈兪(養血・補血) 肝兪、太衝(補肝血)地機(理脾理血)


2、血熱タイプ
ストレスで、肝鬱になり、肝の疏泄作用が障害されると、心神の機能が調節できなくなり、精神活動や血脈の運行に異常が現れる。

疏泄の失調から心血の滞がおこり、肝火によって陰血が不足していく。陰血の不足により肌は乾燥し、痒みがでる。
皮膚の炎症が強く、真っ赤になり、お肌も乾燥し、痒くてかくと、出血したり、浸出液が出たりする。

配穴:委中(血の郄穴)、承山(涼血活血、清熱解毒、消腫歯痛)、身柱(去邪退熱、清心安神、鎮静定志、補肺清営)大椎(清熱瀉火)

3、湿熱タイプ
冷たいものの過食、甘いもの、肉食などにより、寒邪直中で脾気虚。または
体質的素因により脾気虚・脾胃機能減弱。または油っこいものや酒などの過食などにより、化痰生湿になったもの。それかストレスで肝鬱になると、本来肝は脾の運化を助けているが、それができなくなる為、
脾気虚になる。

脾気虚になると、本来の脾の働きである運化作用がうまくいかず、特に脾は、水液とかかわりが強いため、水液が停滞してしまう。
(脾気虚の症状は、無力感、倦怠、自汗、気短、かつ同時に症状が憎悪、舌質淡、
 舌苔薄白、脈弱無力、むくみ、軟便)
脾にたまった水のために、肺の宣発・粛降・水道通調がうまくいかず、それが表皮にあふれることになる。

湿熱タイプ のアトピーは、浸出液があり、額、鼻が油っぽい苔薄黄膩
皮膚症状は悪く、強いかゆみ、熱感がある。また、湿は下方向へ向かうので下肢のむくみなどの症状が現れることもある。


配穴:陽陵泉(清利湿熱、舒筋活絡)、足三里(利水消腫、化痰止咳、降気平喘)、中脘、豊隆(化痰利湿)、陰陵泉(健脾化湿)、脾兪(健脾化湿)

4、瘀血タイプ

臓腑経絡内に、血液が停滞する過程には、気虚、気滞、血熱、血寒があり、
また、経脈外に滞留した場合は、外傷、脾気の統血不、血熱などによる出血が原因。


気虚血瘀:過労や久病により心気、肺気、宗気などが不足する→ 血の推動する働きが低下し、瘀血が形成される。
気滞血瘀:七情により、肝気の欝滞がおこる→ 肝の疏泄失調で経脈気機が不暢となる。
血寒血瘀:寒邪の侵入や、心陽の衰退 → 血脈が冷えて凝帯し、循行が障害される。
血熱血瘀:熱邪が営分や血分に侵入する。→ 熱邪が血液を煮詰め、血熱が血聚する。
(瘀血の症状:口渇するが飲みたがらない、顔色がどす黒い、肌膚甲錯、月経血や出血は紫暗色で血痕が混在する、固定痛、拒按、舌質暗紅・瘀斑がある、脈濇)

瘀血タイプのアトピーは、ところどころ赤黒くなっている。
血液の流れが停滞している状態。


配穴:膈兪(和血理血)、血海(理血調経)、三陰交、心兪(活血化瘀)、太衝、曲池(理気・行気)

5、風熱タイプ
侵入経路は、肌表と呼吸器である。
風は人体の上部や外側にある頭部や肌表を犯す。頭、鼻、咽、目など、人体の陽部を犯し、皮毛や溱理を開いて、悪風や発汗などの症状が出やすくなる。
また、遊走性や変化に富み、動の性質をもつ。
熱は、容易に気を消耗し、津液を傷る。血を動かして、出血を促進する。また、腫瘍を形成しやすい。

風熱の症状:口渇、身熱、顔面紅潮、小便黄色、悪風、発熱、舌質紅、脈浮数、咽頭腫痛
風熱タイプのアトピーは、津液損傷により肌が乾燥し、熱感があり、悪風や発汗があり、出血しやすく、腫れ物ができやすい。またその症状は体のあちらこちらに移りやすく、変化しやすい。

配穴:曲池、血海(疏風清熱、調和気血) 風池、風門(疏風解表清熱)、風市

6、風湿熱タイプ
湿は、重濁、粘滞の性質をもち、下行し、陰位を襲いやすい。湿は陰邪で、気機を阻滞し、陽気を損傷する。
風湿熱タイプのアトピーは、湿熱タイプの症状に風の症状がプラスされ、症状の出る部位が動き定まらないものと考えられる。浸出液があり、額、鼻が油っぽい苔薄黄膩
皮膚症状は悪く、強いかゆみ、熱感があり、その症状は変化しやすく、症状の出る部位も移り変わりやすいといえる。

配穴:風池、風門(疏風解表清熱)、三陰交(疎風湿)、内関(寛胸順気、和胃降逆)曲池、血海(疏風清熱、調和気血)、陰陵泉(健脾化湿)委中(涼血清熱、袪風湿)

7、陰虚タイプ

陰虚症状:五心煩熱、不眠盗汗、射干潮熱、口乾、頬紅、、舌紅苔少、脈細数、身体消痩(陰易が不足して、肌肉を滋養できないとおこる)、温まったり、夜間に症状が憎悪する。
更に肝陰虚の場合、肝血不足のため、筋肉のひきつり、目の乾き、脇肋の灼熱感を伴い、脈は弦細数。
肝陰虚は腎陰虚をも引き起こしやすい。(肝腎同源)肺腎陰虚の場合は、乾いた咳、痰は少なめなどの症状がある。
     
陰虚タイプのアトピーは、かゆみが強く、温まったり、夜間に症状が悪化する。

配穴:太谿(滋腎陰・退虚熱)行間(疏肝泄火)太衝(泄熱)三陰交(補陰、通経活絡、調和気血)、復留(滋陰補腎)

8、腎虚証タイプ
腎虚症状:主水機能が低下して、足腰がだるく、痛む(酸痛)。聴覚減退、頻尿、吸気不足(呼多吸少)、精力減退
腎は、先天の精氣を根源にして、水穀の精微の滋養を受けて、衛気を作っている。しかし、腎虚では衛気が作られないため、体表部で外邪の侵入を防いでいる衛気の生成不足により、外邪に犯されやすい状態となっている。
腎虚タイプのアトピーは疲れたりすると症状が悪化する。どちらかといえば赤味、カサカサになりやすい。腎虚イコール腎精不足であり、成長の遅れなども見られ、女の子では来潮が遅い。一般的に成長不良、あるいは体格が小さいなどが特徴となる。

配穴:腎兪、太谿、関元(補腎)湧泉(補腎益精)気海(固精益腎)


プラスです

血虚性のアトピーの方の場合
督脈ライン吸玉をして、時々大椎に瀉血
吸玉をして瀉血をする理由には新しい血液を生産させる意味もある

血熱性のアトピーの方の場合
組織液が出やすいので、出にくくなるまで毎度瀉血をする。
曲池&委中など


これに合わせて毎日どこでもやりやすいところでよいので多壮灸を一年続けると大分よくなるそうです。患者さんの協力は必要ですがぜひモチベーションをあげて治療していきましょう!!