礼金は大家さんにとって大変ありがたい収入です。ですが、あえて礼金を取らない方が収益向上になることも多々あります。
"駅から近い物件""新築物件"などの大きな売りが無いのなら、金額面で他の物件との差別化を検討しなければいけません。そこで、一番簡単でかつ最も効果的な方法が、この「礼金をなくす」もしくは「礼金を減額する」なのです。
"礼金"という制度に疑問を感じている人たちが増えています
私の会社では、外国人入居者の対応をすることがよくありますが、彼らは決まって「礼金ってなんですか?」と質問してきます。この問いに納得のいく説明ができる人って居るのでしょうか?私は「家賃の一部です」と答えるのが精一杯です。すると礼金=前家賃だと勘違いし「じゃ月々の家賃からその分安くなるのですか?」と聞かれます。
私は「…いや月々の家賃とは別の家賃です…」と答えます。こうなってくると、外国人だと思って騙そうとしているのか?と私が疑われてしまう事さえありました。
しかし客観的に考えてみると、この外国人の言い分はもっともです。そして現代では外国人のみならず、日本人でも同様の考えを持っている人が増えています。
そもそもこの"礼金"とは、終戦直後、街が焼け野原だった頃、家を失い途方に暮れていた人たちに対し、住まいを提供した大家さんへお礼の気持ちを示したのがはじまり。それが現代においても惰性で続いているのです。(普通に考えれば、入居者にお礼をするのは大家さん側では?)
このように今の時代に全く合っていない礼金による収入には重きをおかず、賃貸経営はあくまで家賃収入が基本だと認識するべきなのです。