少子化を生き抜く賃貸経営裏技集 -2ページ目

少子化を生き抜く賃貸経営裏技集

現役不動産屋で現役大家だからわかる賃貸経営テクニック

家賃を決めるとき、何を基準にしていますか?


適正な家賃の設定をするのは非常に難しいものです。少しでも高いと入居者がなかなか見つけられず、空室が長引いてしまいます。かといって入居者が簡単に見つかると後から「ちょっと安かったかなぁ」と考えてみたり・・・・。大家さんなら誰でも持つこの悩み。そこで多くの大家さんは不動産業者からの助言をもらい、それを信じて家賃を決定していることでしょう。


しかし不動産業者の提案賃料自体が誤りかも、と考えたことは無いですか?


不動産業者は実際の相場より少し家賃を下げる事で得をする場合があります。単純に安い家賃だと入居者が見つかりやすく、すぐに仲介手数料が入ってくるからです。そのため、実際の相場以下の賃料を提案してくることも確かにあります。ただし、それが全くデタラメな提案かと言えば、そうでもありません。不動産業者は日々入居希望者に接していますから、「家賃がこのくらいなら、直ぐに入居者が見つけられる」という現場ならではの彼らの読みは結構当たっているのです。


では、どうすれば適正な家賃にすることができるのでしょう。


ひとつは単純に、「どうしたらもうちょっと家賃をたかくできるか?」と不動産業者に聞いてみましょう。そうすると、少しのリフォームを施すだけで意外に簡単・低価格で家賃アップが可能だ、と知る事が出来たり、その他にも様々なアイデアを聞くこともできるでしょう。


また、最近ではインターネットを利用した部屋探しがすっかり一般的になり、ウェブに登録されている物件情報数も膨大なものです。相場観を養う意味でも、お持ちの物件と同エリアで間取り、築年数の近いもので検索してみましょう。これで不動産屋さんのいう家賃との乖離が無いかを確かめつつ、相場を理解できます。


入居者の視点に立った家賃設定を


そして、入居者側の視点から物件を探してみることも大事です。インターネットでは入居者の希望条件を満たした物件が数多く表示された場合、その全ての物件に目を通すわけではなく、更に条件の絞りこみを行います。その絞込みに物件が残らなければ入居希望者の目には触れませんから、おのずとどうしたら自分の物件が入居希望者の目に触れるかを考えることになります。例えば【ペット可】にすると家賃は少々高めでもよかったり、【バストイレ別】をアピールすることで入居者の目に触れやすくなる、ということがわかってきます。


不動産業者の提案だけで判断するのではなく、これらを総合的に踏まえた上で家賃設定をしましょう。


私の場合は原則、礼金はゼロ。全て賃料に集約させています。その理由はここ でも詳しく述べていますが、私はこう考えています。例えばレンタカー屋さんでレンタル料一万円の車を借りるとします。すると、そのお礼として更に五万円頂きますと言われたらどう思うでしょう。普通の人は借りませんよね。


でもなぜか、賃貸の世界ではこの「お礼のお金」を貰って当然という時代が長く続いています。大家さん側の立場からすると、それでも借りる人が居るのだから良いではないか、と思うかもしれませんが、それによってその何倍ものお客さんを逃しているなら意味がありません。


問題は収益です。

レンタカー屋だってしっかり利益を出しているのですから、安くする=利益が減るとは限りません。家賃は自分の判断で戦略的に決めるものなのです。

入居審査を不動産業者任せにしていませんか?


通常、大家さんが行っている入居審査といえば、不動産業者が見つけてきた入居希望者の申込書内容を確認し、後はその入居希望者の印象を口頭で聞いて判断するという非常に曖昧なものです。


これって不安なことが沢山あります。


第一:入居申込書に記載してあることは、あくまで自己申告だから、真実かどうかわからない。


かといって源泉徴収表や社員証と情報を求めるのも難しいのが現実です。結局、不動産業者がその人となりで適正かを判断しています。


第二:その不動産業者の判断は本当に正しいのか、業者自体が虚偽をしていないのか?


これも信用の話になります。大事なポイントは、不動産屋業者は入居者を決めることで利益が確定するという点。信頼のおける不動産業者なら問題は無いでしょう。しかし実際には、その業者の更に向こうに仲介専門の不動産業者が付くことが多いのです。 


こうなると、仲介専門の不動産業者は自分の利益を最優先させ、結果として仲介手数料欲しさに虚偽の申込をサポートすることもあります。 


入居審査は出来れば大家さん自身で行いましょう。


私の場合、契約までには必ず一度は入居者とお会いして判断しています。自分で審査をしてあらためて感じることは、不動産業者がいかに他人事で入居審査をしているか、ということです。


入居者との面談が難しいのなら、せめて電話で話してみるとか、信用度の高い資料の提出を求めるなどを考えるべきです。それも難しい場合は、入居者に対すると質問リストを作成し、不動産業者に提出してもらいましょう。


我々大家にとって、空室を出す事以上に不良入居者によるトラブルや家賃滞納は大きな問題です。そして、近年その手のトラブル件数は右肩上がりで増えている事を肝に銘じておかなければなりません。

不動産投資の本当の楽しみ方


不動産投資とは、働かなくても収入を確保できるいわゆる不労所得だ、という捕らえ方があります。確かにその通りであり、その点においては株や為替などと大して違わないと思われるかもしれません。


株や為替は投資前に様々な情報分析に基づいた読みが必要とはいえ、一度投資をしてしまえばあとは運任せです。


しかし、「賃貸経営」は全く違います。


不動産投資の醍醐味はなんと言っても投資後の運営。つまり「経営」に自らが携われるところにあります。例えば、賃料を状況に応じて変更したり、入居者に喜ばれるリフォームを考えてみたり、入居審査をしたり、というように、保有している資産の収益を最大化するための「賃貸経営」が出来るのです。


仮に減益が出たとしても自分が判断した上なので運任せの株や為替よりは納得出来るはずですし、その教訓を活かし、今後の戦略を立てて経営をすることが可能です。


自らのアイデアや発想を不動産に反映させ、結果としてお客様にも喜ばれ、かつ利益を得ることも出来るのですから、こんなに楽しいことはありません。


また、自分の物件に住む人にもそれぞれ目標があり、志を持っている若者も多いものです。
資産を増やしながら、そんな人達の人生をサポートすることだってできるんです。


そして、こんな楽しいことを他人(不動産屋)にさせるなんて勿体ない!

しかも、お金を払ってまでさせているなんて。私にとっての「不動産投資」とは最高の生きがいであり、道楽なのです。