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作業療法士 菅原洋平のただいま執筆中

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こんにちは。

作業療法士の菅原洋平です。

 

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なぜ、どこでも何でもできて便利なのに忙しいのか

「トイレでスマホを見るのが習慣になっています」

こんな質問を受けました。
もちろんスマホはトイレだけで見るわけではありません。
「排泄」という生物の基本的な作業中まで
スマホが入り込んでいます。

「場所を選ばない」

この便利さは
脳にとってはどうなんでしょうか。

脳の記憶を司る海馬の中には、
周囲の環境を記憶する「場所細胞」があります。


場所細胞には、
各細胞にそれぞれ反応する場所があり、
このセットを場所受容野と呼びます。

場所受容野は、
小さければ小さいほど、
自分が置かれた環境が緻密に把握できます。

例えば、
アルツハイマー病のモデルマウスは、
野生型マウスと比べて
場所受容野が大きく、
自分の環境の把握が曖昧です。

どこで何をするのかが明確になっていないので、
物忘れや不注意が起こってしまいます。


どこでも何でもできるスマホは、
場所細胞をアルツハイマーモデルに近づけます。

反対に、
1つの作業と1つの場所のセットを増やしていけば、
小さくてたくさんの場所受容野をつくることができます。

「この作業はこの場所でする」
脳はこれを求めています。


で、質問への答えは?

私はこんな提案をしました。
「トイレで考えることをあらかじめ用意しておく」

やっていることをやめるのは難しいですが、
別のやることにすり替えるのは
わりと実行しやすいです。

実はその人は、
「もし○○なら・・・」
と頭の中で空想するのが好きな人でした。

トイレが
現実から離れて空想の世界に接地する場所になる。

「やってみています!」と
楽しそうに話してくださいました。