森信三が提唱した「しつけ3原則」は、子どもはもちろん、大人にさえそのまま通用する日常の行動指針です。
【しつけ3原則】
1) ハイという返事
2) 朝のあいさつ
3) はきものを揃え、椅子を入れる
この3つの根本的なしつけを、遅くとも小学校低学年までにやれば、他のしつけはできるようになると、森は確信をもって主張しています。
さらに彼は、実践的な教育論として「立腰教育」を考案し、それを自ら「人間に性根を入れる極秘伝」とまで公言しています。
【立腰教育】
1) 腰骨を立てる
2) アゴを引く
3) 下腹の力を抜かない
これを、立っている時はもちろん、座っている時も実践することで、心と体が1つになり、主体性が確立するようになるというのが森の唱える「立腰教育」です。
この「立腰教育」と「しつけ3原則」に基づいて、実践的に子どもたちを教育している保育園も全国に多数あり、その効果は現場において実証されています。
「しつけ3原則」も「立腰教育」も、一見、極めて単純で誰にでも分かるような平易な内容ですが、その背景には、東西の哲学を越えて壮大な宇宙観、人生観を確立した森の全一学があります。
森は、あえてその深淵を語らずに、具体的で、ある意味「泥臭い」ともいえる行動指針を提示し、まず身体でもってそのごとく行動することから始めることを推奨しているのです。
「きれいごとの好きな人は、とかく実践力に欠けやすい。実践とは、どこかヤボったくて、ときには泥臭いところを免れぬもの」であると、森は述懐しています。
┌────────────┤おすすめ├┐
□書籍のご紹介
『森信三一日一語』
寺田一清著
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