一昨日の記事に引き続き、2020年からの新指導要領と小学校での英語教科化についてお話をしたいと思います。
現在、小学校では5・6年生について、週に1回の英語レッスンがあります。
それが、2020年に入ったあとは、文科省がモデル時間割として
「週3コマ程度+モジュール授業」
というものを掲げています。
この、モジュール授業って、何のことだかご存知でしょうか?
この、モジュール授業って、何のことだかご存知でしょうか?
アルクの英辞郎で「module」を調べたところ、以下のような意味が出てきました。
1 〔製品などの〕モジュール◆全体が交換できるようになっている、部品などの集まり。
2 《建築》〔基本寸法の〕モジュール
3 《コ》〔プログラムの〕モジュール
4 〔教授内容の〕モジュール◆従来の授業科目を、小さなテーマごとに区分した単位。
5 《数学》加群
6 〔宇宙船の〕モジュール
うーん。

5番以外はいずれも「モジュール」なのね。しかも「加群」ってなに?どう読むの??
これは、英英辞典の方が分かりやすいかも。
わたしが良くお世話になる dictionary.comの1番目と3番目がくさそうです。
1 a separable component, frequently one that is interchangeable with others, for assembly into units of differing size, complexity, or function.(異なるサイズ、複雑さ、または機能のユニットに組み立てるために他と交換・分離することが可能な要素)
3 a standard or unit for measuring.(測定の基準または単位)
まあ、ざっくり言うと、授業の1コマ分を15分ずつなどに分割して、1コマ(45分の場合は3つ)分集まった時に45分授業を行ったものとしてカウントするものを「モジュール授業」と呼ぶそうなんです。
なぜ、モジュール授業かというと・・・・
今回、英語という新しい教科が時間割に組み込まれますから、子どもの学校での授業時間は増えてしまいます。
そして、そのとき、単純に1コマ分を「7時間目」などにあててしまうと、学校側にも子供たちにも負担が大きくなり過ぎます。
そこで、小分けにして朝の時間や給食後に組み込むことで、負担を減らそう、という狙いが1点。
そして、そのとき、単純に1コマ分を「7時間目」などにあててしまうと、学校側にも子供たちにも負担が大きくなり過ぎます。
そこで、小分けにして朝の時間や給食後に組み込むことで、負担を減らそう、という狙いが1点。
また、英語はやはりちょびちょびでも触れる回数を増やせば増やすほど学習効果が高いですので、モジュール授業にすることで、英語に触れる回数を増やして、より効果的に英語を学習しよう、というのがもう1点だそうです。
英語教育に関わる私としては、上記のような「分割」することによる効果については、確かにその通りだと思います。
・・・・思いますが、それを言うのであれば、本当は「漢字練習」だって「計算練習」だって、毎日コツコツやったほうが伸びます。
朝の時間や給食後の時間を充てることを想定しているそうですが、わたしの子供が通っていた小学校では、すでにそれらの時間には
「朝読書」の時間や「読み聞かせボランティアが来る時間」、そして「食育の時間」など、いろいろな名目で、結果的に子どもたちの「自由な休み時間」が減らされていました。
わたしは、もちろん小学校での英語学習時間の確保には賛成の立場ではありますが、まだまだ導入までにはもっときちんと事前に整備すべきこともあるのではないかな・・・・なんて思ってしまいました。
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2回連続でちょっと堅苦しい内容になってしまい、スミマセン・・・・。
次回は、しばらくお休みをしていた英語子育て関連の記事をお伝えする予定です♪
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