防災講座の効果 | MAMA-PLUGのブログ

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懸念される巨大地震。
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3.11を体験した被災ママ・被災女性の声をもとに、
子どもを守る術を検証、学んでいくサイトです。

先日、中野鍋横区民センターで行われた連続防災講座。

二回目を開催した際に、とても嬉しい事がありました。
中野区で参加してくださった皆様は、その地域にお住まいのママさんたちがほとんどでした。
小さなお子様がいらっしゃる中、とてもお忙しい時間をぬって参加して下さいました。
自分の大切な人を守るにはどうしたらよいか考えてはいるが、具体的にどうしたらよいか分からない。という声が多く、初回は、皆さんの意見を聞きながら実際の体験談などを話し、一人一人あるいはその家族毎で必要なモノも違う、まずは自分で何が必要か考える回にしました。

二回目までの間は一週間程度しかなく、初回と同じ方々も多かったので、初めに「数日程しか空いてませんが…参加してくださった方の中で、あれ以降何かアクションを起こされた方っていらっしゃいますか?」と聞いてみたんです。
掴みのつもりで、数人いらしたら嬉しいなと思い。

すると…

なんと、前回参加された方全員が挙手されたんです。

びっくりしたと同時に、とても嬉しかったです。

内容は様々でした。
防災グッズの見直しを家族でした方。
家具の転倒防止を改善した方。
旦那さんとお話された方。

例え、小さな事からでも、自ら災害について向き合い、コミュニケーションを図る。そうする事で、色々な気づきがあり、「防災」が他人事ではなく身近に感じるのではないでしょうか。

一度、家族で「自分達だったらどうなるか」を話されたご家庭は、防災に対する構えが無くなり、更に次の回の、区で開かれた防災イベントにまで出席し、避難所での生活などを体験されたりもしてました。
まだ抱っこの赤ちゃんと若い素敵なご夫婦でしたが、「夫の帰りが遅いので、あの日をきっかけに夫婦で話してみたんです。そしたらいろいろ出てきて…今日は実際に何処に行って何があるのか見てみようって事になって。でも赤ちゃんと一緒なのがこんなに大変なのは分からなかった!まず体育館…暑いですね…しかも意外と狭い。ここでパパに会えなかったら本当に苦痛ですよね。事前に話しておくって大事ですね。」などと感想をのべられていました。
この体験って、あると無いとでは全然違うと思いませんか?

突然、防災を意識しろと言われても、なかなかできる物ではありません。リストが揃ってればなんとかなるだろうと思って居る方もまだ少なくありません。
でも、何か「きっかけ」がある事で、意識ってこうも変わるんだな、という事が分かり、この講座の意味を今一度確認できた出来事でした。

私達はあくまでも皆さんと同じ立場でこの講座を続け、お互いの意見や情報を交換しながら「では、どうしたら防災をもっと身近に出来るか」という問いに答えていけたらと考えています。





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