[リマ症候群]
(Wikipedia)
リマ症候群は、ストックホルム症候群とは逆に、監禁者が被監禁者に親近感を
持って攻撃的態度が和らぐ現象のこと。
被監禁者がストックホルム症候群になっている状況下で、監禁者が被監禁者
よりも人数が極端に少なく、かつ被監禁者に比して監禁者の生活や学識・
教養のレベルが極端に低い場合に起こるとされる。
1996年から1997年にかけて発生した在ペルー日本大使公邸占拠事件では、
教育も十分に受けずに育った若いゲリラ達が人質と生活を共にするにつれ、
室内にあった本などを通じて異国の文化や環境に興味を示すようになり、
日本語の勉強を始めた者が出てきた。
ペルー軍特殊部隊が強行突入をする中、人質部屋で管理を任されていた1人の
若いゲリラ兵は短機関銃の引き金に指をかけていたが、人質への親近感から
引き金を引くことができずに部屋を飛び出し、直後にペルー軍特殊部隊に
射殺された。