[「耳たぶにしわ」「手のひらが赤い」
小さな体の変化は恐ろしい病気の兆候]
(J-CASTニュース 2016年5月10日)
【羽鳥慎一モーニングショー】(テレビ朝日系) 2016年5月6日放送
「早期発見!自宅でできる健康診断」
<時計の文字盤、思い出せなかったらご注意>
脳梗塞に心筋梗塞、認知症......。
加齢とともに気になる病気だが、できるなら避けたいのは当然だ。
そのためには予防、早期発見が欠かせない。
番組では、わずかな時間と手間でこうした病気を見つける簡単な方法を紹介
した。
たった10秒でできるテストもある。
<アナログの丸時計で「8時50分」を描けますか>
司会の羽鳥慎一アナが最初に紹介したのは「時計テスト」だ。
紙に大きく「丸時計」の絵を描く。
デジタルではなく、壁にかかっているようなアナログの時計だ。
1~12時まで文字盤の数字を入れたうえで、正確に針が「8時50分」を
指している絵に仕上げるというもの。
コメンテーターの吉永みち子、長嶋一茂、玉川徹ディレクターは全員正解。
この結果を見たイシハラクリニック院長・石原結實医師は「完全に正常です」
と太鼓判を押した。
だが、街角では正確に描けない人が続出していた。
60代女性は、文字盤の「12」を入れ忘れたうえ、数字の位置が全体的に
おかしい。
60代男性は「覚えていないものだな」とぼやいていたが、出来上がった時計の
文字盤、針が正しい位置とは程遠かった。
長嶋「アナログの時計を最近見ていないんじゃない」
玉川「でも60代でしょ。小学生(のころ)からずっと見てきて今さら急に頭が
デジタルになっちゃったってことはないよね」
さらに40代女性の場合、長針と短針を間違えて「9時45分」になっていた。
自分に対して「描けなくて怖い」とつぶやいた。
羽鳥アナ「(街角で)20人にやってもらって、5人の方が正解でした」
玉川「逆に言えば、5人しか正解していないってことか」
石原医師によると、形、大きさ、位置を確実に示せないのは認知機能の
低下で、針の位置の間違いは理解力、記憶力、注意力の衰えだという。
認知症の場合、自分で「物忘れがひどくなった」という自覚がないままに、
朝食を食べたこと自体を忘れてしまっている状態だ。
自分の状態がどうなのかを理解するうえで、時計テストで確認しては
どうだろう。
<耳のしわ、手のひらが赤い、いずれも要注意>
次は「心筋梗塞が分かるチェック」3種類だ。
最初は「耳たぶのしわを見る」。
耳たぶの血管はとても細くて詰まりやすい。血流が悪く詰まってしまうと、
耳たぶまで血液が届かずにシワシワになる。
これが動脈硬化のサインというわけだ。
次に「アキレス腱の幅が1.5センチ以内」かどうかを測る。
アキレス腱は心臓の冠動脈と「ほぼイコール」で、コレステロールがたまると
太くなるのだという。
1.5センチを超えていたら要注意だ。
最後に「目頭のしこり」。これもコレスレロールのたまり具合が分かる
もので、たとえ自分にはなくても両親や祖父母、おじやおばにしこりが
あったら、やはり心筋梗塞の可能性が出てくる。
石原医師はさらに、手のひらや顔が赤い人は血流が悪くなっていると指摘
した。
動脈硬化が起きると、血管が拡張して血流を良くしようとするため、手の
ひらや顔に現れやすい。
耳たぶのしわと合わせて、注意したい項目だ。
「脳卒中がわかるテスト」も紹介された。1つ目は、20秒間片足で目を
つぶったまま立つだけ。
20秒前に足をついてしまったら、そのうち3割の人には小さな出血が生じて
いる可能性があるそうだ。
2つ目はもっと短く、たったの10秒でできる。
両腕を肩の高さに水平になるように上げて、手のひらを上に向けて10秒間
目をつぶる。
目をあげた時に水平が保てておらず、片腕が下がっていたら、筋肉や運動を
つかさどる大脳に異変が生じているかもしれない。
http://news.livedoor.com/article/detail/11503998/