[10秒間のキスでうつる細菌は8000万個 カップルの口内細菌は似ている]
(Medエッジ 2014年11月27日)
10秒間のキスでうつる細菌の数は8000万個──。
オランダ応用化学研究機構のレムコ・コルト氏らの研究グループが、ミクロ
バイオム誌で2014年11月17日に報告している。
<頻度が多いほど似てくる>
人体が持つ微生物は、遺伝的な要因のほか、食事や年齢、環境、性行動などで
影響されると見られる。
研究グループは、21組のカップルにキスの習慣に関するアンケートを実施。
細菌の移動について検証した。
舌と唾液の細菌サンプルを検査した上で、2回目の親密なキスの前に、
パートナーの片方にプロバイオティクスのヨーグルト飲料を飲んでもらって、
キスでうつる細菌の数を割り出した。
結果として、平均的なパートナーは口内の細菌が似ている傾向にあった。
特に舌の表面の細菌で顕著だった。
キスの頻度が多く、最後のキスからの時間が短いカップルほど、唾液の細菌は
類似していた。
さらに、親密なキスを10秒すると8000万個の細菌が相手にうつると
分かった。
体内に存在する微生物はこのところ病気との関係の研究が進む。
カップルの行動はこうした効果を考える上で一つのヒントになりそうだ。
http://www.mededge.jp/b/huap/4665
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[垂直感染と水平感染]
虫歯は垂直感染(親子感染や祖父母孫間感染)が多く、歯周病は水平感染が
多いと考えられています。
(横山歯科医院)
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