シイタケには子宮頸がんの予防・治療効果あり | アクティブエイジング アンチエイジング
[シイタケには子宮頸がんの予防・治療効果あり:米大学研究]

(IRORIO  2014年03月26日)


キノコが持つ新たな健康効果が明らかになったのでお伝えしよう。
キノコ類に含まれるエキスには子宮頸がんの予防、治療効果があるという。



<シイタケについての研究>
米テキサス大学ヘルス・サイエンスセンターのジュディス・A・スミス
博士は、日本のシイタケのひだの部分から活性化糖類関連化合物(AHCC)を
抽出した。
尚このAHCCに関する研究は2008年より開始されている。

90日間観察を続けると、AHCCにはHPV(ヒトパピローマウイルス)感染症を
防ぐ働きがあること、また子宮頸がんの悪化を抑える効果があることが
わかった。



<対ヒトパピローマウイルスの働き>
博士らは「AHCCにはHPV感染が原因とされる子宮頸がんの悪化を防ぐ効果が
ある」と結論付けている。


HPV感染症は性感染症の1種で、子宮頸がんや咽頭がん、口腔がん、
陰部疣贅の原因とされる。
中には無害な種類もあるが、HPV(ヒトパピローマウイルス)はありふれた
ウイルスで、全女性の3/4が一生のうちどこかで接触、感染していると
いわれている。


AHCCは体の免疫力を上げ、ウイルスに対抗できる体を作る。
ウイルスが体内に侵入すると、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)及び
樹枝状細胞、サイトカインの数と活動レベルを上昇させるという。

これらの細胞が増えると効果的に感染を抑えるられるそうで、最近日本でも
AHCCを使用したがん治療が試みられている。

日本では既に、AHCCは患者に負担の少ない栄養補助剤として認識されて
いるが、今後は欧米でもその注目度が高まる可能性があるとか。

同博士は今後もその治療効果や副作用の有無について研究を続けたいと
している。


なぜか子どもには不人気のシイタケだが、今も昔も「シイタケは体に良いから
食べなさい!」と言われ、泣く泣く口にするケースが多いのはこのためか⁈。





http://irorio.jp/sousuke/20140326/123177/