[総動脈幹残遺症]
(gooヘルスケア)
<総動脈幹残遺症とはどんな病気か>
大動脈と肺動脈が合わさり、総動脈幹という1本の太い血管となっている状態
です。
その動脈幹から、全身と肺に行く血管がそれぞれ分かれています。
頻度は全先天性心疾患の約0.7~0.8%です。
<原因は何か>
原因は不明です。
胎児期の動脈は総動脈幹という1本の管で、それが次第に真中に壁ができて
大動脈と肺動脈に分かれます。
この分かれるはずだった総動脈幹が、分かれずに生まれてきた状態といわれて
います。
<症状の現れ方>
生後早期に呼吸障害や哺乳不良、体重増加不良などの重い心不全症状が現れ
ます。
<検査と診断>
胸部X線検査で心拡大、肺血流増加の所見があり、心エコー(超音波)で
総動脈幹を確認することで診断がつきます。
<治療の方法>
症状の出現に合わせて生後早期から強心薬、利尿薬などが必要となりますが、
内科的治療は限界があり、手術が必要です。
動脈幹を大動脈として使い、切り離された肺動脈を、人工血管などで修復する
手術などが行われます。
<総動脈幹残遺症に気づいたらどうする>
生後早期から症状が出るので、診断がついたら手術のできる施設に入院する
必要があります。
(執筆者:長谷川聡先生)
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10151100.html