日本の自殺者数は、全体的にはここ数年減少傾向ということですが、若年層に限っては依然として深刻だといわれています。
内閣府と警察庁の2013年の統計では、30歳未満で3348人が自ら命を絶ったとあります。その防止策の第1歩は、孤独な若者に社会との関わりをしてもらうことです。
若者が本音をぶつけるウェブの相談窓口には切実な声が沢山届いています。
「何等取り得もなく、周りに迷惑をかえてばかり、私なんかこの世のゴミ」また「薬を大量に飲んで救急車で運ばれたけれど死ねなかった」など、これは24時間無料の電話相談「よりそいホットライン」を運営する(社)社会的包摂サポートセンターが手がける相談サイト「Moyatter」に20歳代から寄せられた悩みだといわれる。自殺願望に限らず、<もやもやした悩みでも気軽につぶやくように相談してほしい>と2013年1月に開設された。今年3月末までの利用者は1372人、10歳代と20歳代で7割以上を占めたそうです。
厚労省の人口動態統計では、10歳代後半、20歳代、30歳代の死因の1位は自殺だといわれる。先進7カ国で、こうした若い世代の死因1位が自殺などは日本だけです。国際的に見ても、異常な事態といえます。
自殺対策支援に取り組むNPO法人「ライフリンク」の清水代表は「若年層の中には、将来への夢や目標を見出せず、失業や人間関係の悪化などの困難に直面したとき、それを乗り越えてまで生きなければならない理由を持てない人が少なくない」と感じています。
特に幼少期に虐待やいじめに遭い、自尊心を傷つけられた場合はその傾向が強まるといい「社会全体で、絶対に見捨てないというメッセージを発信すること」が大切です。