道化工房準備室 -34ページ目

道化工房準備室

玩具とか漫画とか映画とか…

道化工房準備室
モハメド・アリ かけがえのない日々 [DVD]

1997年に公開された、1974年のいわゆる「キンシャサの奇跡」を描いた
ドキュメンタリー映画である。
「奇跡」と呼ばれるように全盛期を過ぎたモハメド・アリが
若きチャンピオン、ジョージ・フォアマンに挑戦し、大方の予想を覆し
KO勝ちでタイトルを奪取するのである。

アカデミーのドキュメント部門で賞を獲ったと言うことで
初見はレンタルビデオだったと思う。
もちろんアリの全盛期など知らないし
「蝶のように舞い、蜂のように刺す」ボクシングを見たことはない。
ただ、ベトナムの徴兵を拒否しライセンスを剥奪され、
全盛期を棒に振ったという話は何かで聞いていた。
なもんで、この映画もカシアス・クレイ時代から徴兵拒否、
「キンシャサの奇跡」に至るまでのドキュメント化と思いきや、
ほぼほぼ「キンシャサの奇跡」だけを描いている。

自らの衰えを自覚していたアリはフォアマンに対して
罵詈雑言を浴びせ心理戦を仕掛ける。
イスラム教に改宗していたアリは地元の住人たちにも溶け込み、
虐げられた人々のヒーローとなり
「アリ、ボマイエ!(アリ、あいつを殺せ!)」と声援を受ける。
一方のフォアマンは憧れだったアリに罵られ、
住民たちは小さな子供たちですら「アリ、ボマイエ!」と連呼する。
同じアフリカンアメリカン(黒人)なのになぜ…?

フォアマンの優位は疑いようが無かった。
だが、フォアマンは一刻も早くキンシャサを立ち去りたかったに違いない。
初っ端から力任せにスパート、アリはなんとかブロックして立っていた。
そしてフォアマンのスタミナが切れた第8ラウンド、
アリが一気にスパート、奇跡を起こすのである。

口が達者なのはアリのスタイルではあるが、
このときばかりは若いフォアマンに対する老獪な作戦だったとしか思えない。
「奇跡」は起きるのではなく起こすものなのである。



しかし、奇跡はここだけでは終わらないのである…
前回紹介した映画「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」。
物語中に登場する、終末論者トーテンコフ博士の計画を遂行する
「謎の女」の12インチサイズのアクションフィギュアである。

道化工房準備室
このフィギュア、実は無版権モノで「ZC GIRL」という
タカラトミーの「今は無き」クールガールシリーズの亜流商品である。
トーテンコフ博士の妻に似せられて作られたアンドロイドで、
物語の終幕前、このヘッドのような状態で登場する。
通常のヘッドもあるのだが、面白くないのでこのヘッドの状態で
箱に入れてあるw
劇中名も無く「謎の女」としか表現されないので、
「MYSTERY(ミステリー)」という商品名になったのであろう。
アンジェリーナ・ジョリー演ずる「フランキー」の無版権モノ
「ランキー」という商品もある。
出来は悪くないが、最近のHOTTOYSなどのリアルな造型ではない。
価格も安いしw

この「スカイキャプテンの」無版権モノ、
なぜか日本限定版でヘッドがまったく無関係な
通常の女性ヘッドで発売された。
$道化工房準備室
スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー [Blu-ray]

2004年に公開されたケリー・コンラン監督による
SFアドベンチャー映画「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」である。
パルプフィクションSFというか、ゴールデンエイジのアメコミというか、
アメリカ人がDNAに持っている世界観をそのままに表現した娯楽映画である。

この映画、誰もが発信者になれる、パソコン(デジタル)時代ならではの映画である。
というのも、インディーズというかアマチュア映像作家である監督が
ほぼパソコンのみで制作した導入部がメジャー制作会社の目に留まり、
ジュード・ロウ(プロデューサー兼任)、グェネス・パルトロウ主演の
ビッグバジェット映画となった、まさにドリームストーリーの体現である。

ストーリーはまあ、はいはいという感じなのだが
監督とその兄による世界観の作りこみがよく出来ていて、
映画そのものもそうであるが、ブルーレイに収録されている
メイキングを特に見ていただきたい。

おそらくはお金と口を出す人間が多くなった分、
監督がすべてコントロールできなくなった部分はあるのだろうが、
情熱そして行動すれば理解者が現れ、夢が実現するのである。
(と、自分で書きながら自分にグサリとくるのであるw)
とはいえ、いきなりジュード・ロウやグェネス・パルトロウ
アンジェリーナ・ジョリーを演出するとなると、かなりビビるだろうなw
しかもセットは合成のためのグリーンバックだけだしw
ソフトフォーカスとレトロな色調がスター・ウォーズのすごいCGよりも好感が持てる。
これがトレーラー。


間違いなくフライシャー兄弟のスーパーマンの影響を感じる。
宮崎駿がよく使う「空飛ぶロボット」のオリジナルはこれなw

この辺のレトロ感っつうか、スチームパンク感って日本人には難しいんだろうなぁ。
その分、ガンダムみたいなのって日本人じゃないと描けないのよねw
不思議だね、文化の違いってw
もう、ずいぶんと前に手に入れた
マテルの12インチアクションフィギュア
マックス・スティールシリーズより、相棒の万能ロボット「CYTRO(サイトロ)」。
これはバイクに変形する商品「MOTO CYTRO」である。
道化工房準備室
別売りのマックス・スティールを乗せてみると、サイズのせいか
50ccのレーサーレプリカみたいw
ライムグリーンっつうことはカワサキ製かw

2chのアスキーアートみたいに
「よっこいしょ」っとw
道化工房準備室
「ちょっと、通りますよ」w

道化工房準備室
で、ロボット形態。
変形の機構上、膝が二重関節になっていてよく動く。
が、腕は肩がボールジョイントで自由度が高いが、
マフラーの銀色の部分がハサミの様に動くだけである。

このサイズで変形トイというのが何よりもうれしい。
最近ebayで見かけたが、人気がある商品なのか、
中南米でもすぐに売り切れたようである。

10年ぐらい前に香港BBI社とタカラが提携して発売していた
12インチミリタリーフィギュア「エリートフォース」シリーズ。
その悪役「Terminate」ラインより狙撃暗殺者「ルシファー」である。
スーツケースの中に組み立て式の狙撃銃が収納されている。
道化工房準備室

その銃を組み立てて持たせた。
銃身は太いのと細いのがある。写真は太いほう。
道化工房準備室

このキャラクター、ロバート・デ・ニーロをモデルとしていて、
その名は明らかに「エンゼルハート」からとったものと思われる。
現在のホットトイズのようなリアルな造型からは程遠いが、
デ・ニーロの雰囲気はうまく表現されている。
道化工房準備室

個人的にはこれぐらいデフォルメされているほうが
人形らしくていいと思っている。値段も安いしね。