一生懸命な人を見て「感心」
舞台を観て心が動いたら「感動」
劇場に来て舞台を観て良かったと思えて貰えたら「感謝」が生れる。
俳優をやる者は、誰よりも気持ちが分かる人であって欲しいと思います。
~師匠の言葉より~
これらの公演チラシは
私のホームグラウンドであった
「劇団初舞台」のものです。
劇団は1986年旗揚げ
私が入団したのは1998年
それから2005年までお世話になりました
チラシからも分かるように
作品づくりに対して
1つ1つとても拘りがあり
その拘りが今の私にも根付いています
わたしは再演で
この中の3作品に出演させて頂きました
「夢より遠い場所」
「満月の夜は騒がしい」
「アダルト・チルドレン」
師匠はいつも
案内状や公演チラシは
お客様との
「ファーストコンタクト」
と言っていたのを覚えています

作品のタイトル、チラシの絵
公演用のオリジナル封筒
記念切手や案内状、
公演パンフレット、そしてお礼状まで...
お客様が最初に
案内状を手に取ったところから
ワクワクが始まるような仕組みを作るのです
行く前も、本番も、見終わった後も
ワクワクが続くように...
お客様第一の
「もの作りをする拘り」
を教えて頂いたことが
今もすごく役立っています
聞いた話によると...
イラストの作者が腱鞘炎になったとか。
(確かに腱鞘炎になりそうな細かさです
)

舞台はお客様に足を運んで頂くだけでなく
本番前後すべてお客様と繋がっていること
案内状やチラシを受け取ったところから
肌で感じられるような劇団の拘り
その公演に掛ける役者の熱を感じるような
「ファーストコンタクト」
それはもう本番前から伝わるのです

ひとが感動すること
心動かされるものは
時代は関係はありません
ひとの心を動かすとはどういうことか?
舞台に立つものとして大切な
初心の気持ちと
観てくださるお客様との繋がり
いつもこの本質を思い出させてくれます✨
これからもこの教えは大切にします

AR演技メソード認定コーチ
津村朱実