今回は基本的なものを
3つにまとめてみました

1⃣役の目的が明確であること。
そのシーン(場面)に居る理由が必要です。
理由がなければ本来はここ(舞台上)には
居ない(居られない)からです。
どこから来て(過去)→どこにいて(現在)
→どこに行こうとしているのか(未来)
このなかの「どこに居て(現在)」の部分が
観客に見せている舞台上の場面ですが
何故ここに居る(留まる)か?
これって当たり前の話ではありますが...
自分の台詞があるから
ここに居る(留まっている)ように
見えてしまうこともよく見受けられるので
今一度この部分を
丁寧に創っていきましょう!

2⃣演じたことが客観的に
どう見えているのか知ること。
※現実を知り、それを
素直に受け入れること。
注)稽古場で
客観的なフィードバックをもらった際
自分はこんなふうにやっていた...など
準備してきた内容を主張するひともいますが
やりたかったことが
その通り見えていない場合も多いのです
客観的事実を
素直に受け入れることが
演技力向上に繋がります

実際に見えていることの誤差を知り
調整するのが稽古です!

3⃣監督や演出家からの指示を
すぐに体現出来ること。
※柔軟に理解出来ること。
色んなタイプの
監督、演出家がいらっしゃいます
飛んでくる言葉も様々です
何を求められているのかを察知したり
理解する力は、非常に大事になってきます。
自分の表現はある程度自分のなかで
どう見えているのか、見せたいのか、
のイメージは持っている必要はあります
そのうえで
自分の表現が実際にはどう見えているのか?
伝わるのか?を自覚し
無意識を意識化しながら
表現を創造していきましょう

想像力、創造力、瞬発力、柔軟性、理解力、
主観、客観、空間把握、信頼が大切です
役者は自分のアイデアや
初見のイメージにとらわれがち
だからこそ
色んな方向で物事を捉えられる自分を
普段から作っておく必要があるのです
とにかく現場は時間との闘いでもあるので
柔軟に対応出来るように...
理解力を高めておきましょう!
AR演技メソード認定コーチ
津村朱実