今日のテーマは
【障害をどう乗り越えるか?】
演技でのお話ですが
日常にも役立つ考え方だと思います
ドラマというものは
「目の前に立ちはだかる障害を
どう乗り越えていくか?」
のサクセスストーリーです
人間は前に進めない問題
=障害が起きたときこそ
その人間の性格
キャラクターが現れるもの
要は、普段の顔じゃない
そのひとの本性が出るということです
本人にとって
その障害が大きければ大きいほど
本性は現れてきます
起きた障害に対してどう捉え
対応し、どう関わり、どう扱い
そしてどのように、乗り越えていくか?
その様が「表現」に繋がる部分になります
しかも本来役者は
ひとつの障害を
コメディにも、サスペンスにも
ミステリーにも、ホラーにも
どんな方向にも展開できる柔軟さと
自由なこころを持つ必要があります
普段の生活に置き換えても
小さな障害は沢山ありますよね
電車に乗り遅れる、ひととぶつかる
お金が足りない、ものを無くす
スマホを落とす、トイレに紙がない
忘れ物をする、服が汚れる、など
挙げれば沢山ありますが
みんなそんな状況を
自分なりに乗り越えながら
過ごしていますよね
障害なんて私には起きたことはない!
なんて人はいないはずです
障害に対してどんな反応をするかは
ひとそれぞれ
同じ出来事でも捉え方はみな違います
もしかしたら、文句言ったり
ひとのせいにしたり
めんどうがってスルーしたり
見ないようにしてることも
あるかもしれません...
役者は普段の生活のなかで
その障害をどれだけ沢山見つけ
乗り越え方のパターンをいくつも探す
そしてどう
表現に繋げられるか?が
勝負どころなのです(見せどころ、見せ場)
普段の生活のなかで
簡単に諦めてしまったり
他に代わりがあるからと
簡単に捨ててしまうような考え方だと
自分の表現の見せ場を
なくしているようなものです
だからこそ
どんな障害にぶつかったって
すべてが自分の表現の
材料や引き出しに出来るチャンスであり
宝物なんですよね
この考え方って
どんなひとにも
大事なことなんじゃないでしょうか
AR演技メソードコーチ
津村朱実