先日、中国映画界と日本映画界で働いている中国の女性とお会いしました。
私も80年代は香港・台湾の方とお仕事をする機会が多くて、日本人と中国人の風習や考え方の違いで苦労した覚えがあります。
彼女もやはりその辺で、大変苦労しているようでした。
分かりやすいのは、やはり時間の感覚だと思いますが、例えば中国ロケで、ホテルのロビーで集合する場合、日本人どうしは集合時間を1分でも遅れると、嫌な感じになり、ロケバスの中でも少し心苦しいのですが、肝心のロケバスは、毎朝40分~1時間は平気で遅れてきます。
毎回遅れてくるロケバスの運転手の言い訳を聞くと、朝、急に娘が熱をだして病院に連れて行ったら、混んでいて更に待たされて遅れたとか、来る途中にタイヤがパンクして、修理していて遅れたとか毎回さまざまで、本人はいつも
ニコニコで、逆に日本人スタッフのイラつきを不思議に感じているようでした。
結局、最後まで一度も時間通り来る事はありませんでしたが・・・。
日本人と中国人は両極端なのですかね、ちょうど間の感覚が良いですね!
私がまだ香港映画のスタントマンをしていた頃、香港から取材に来た中国人記者の方を日本のホテルに向かいに行ったのですが、やはり先入観があり、時間通りにロビーに迎えに行ったのですが、遅れてくる事は覚悟していました。
そのホテルはアジア人がよく利用するホテルで、ロビーにはほとんど日本人の姿はありませんでした。
その方は日本の大学を卒業しており、日本語もペレペラと聞いていました。
30分位ロビーにいると、数人の香港人ぽい人が下りて来て、その都度声をかけるのですが、全て人違いで、結局1時間近く過ぎてしまいました・・・。
もとからロビーで待っていた数人も、それぞれ迎えの方が来て、ロビーから少しずつ人影が減って行きました・・・(不安!)
私がホテルに来た時、すでにロビーにいた日本人ぽい人は、何度か目が合ったのですが、向こうは全く私を見ても反応しないし、どう見ても日本人!
・・・しかし、ついにロビーは二人きりに・・・!!
どちらからともなく近づき、恐る恐る「○○さんですか?」と聞くと「そうです!」と流暢な日本語で答えが、結局その記者の方は、時間前にはロビーで待っており、二人は意味の無い1時間を過ごしていました。
その方は、日本に留学していた事もあり、雰囲気はどう見ても日本で、日本語もペラペラ、さらに待ち合わせの時間前にロビーで待っていたわけで、私の余計な先入観が、彼の発見を遅らせる結果に!!
「すみませんでした!」と、とにかく謝罪しながら駐車場へ・・・。
・・・しかし、日本人の私が迎えに行くことは分かっているはずで、時間通りに迎えに行った私になぜ気づかなかったのか・・・?・・・何度か目は合っており、彼の方から私に気付いても良いのでは?・・・との疑問が湧き、聞いてみました。
・・・すると彼はこう答えました。
「私は、あなたには気づいていましたが、香港人だと思っていました。」、「あなたは絶対日本人ではないと、私は確信していました!」と。
たしかに当時の私は色黒で、香港映画に出てくる長髪のチンピラ役風で、日本人に見えなかったかも!?(・・・うれしい様な、悲しい様な、複雑・・・。)
みなさん!余計な先入観は捨てましょう!!