2月もあとわずか。
みなさまいかがいかがお過ごしでしょうか??

昨日外部出演の舞台を終え、アクトに戻ってきた
制作部の竹中春菜です。
いま目をショボショボしながら、カタカタ打っております。ショボショボ。


昨日まで私の出ていた舞台はもろに現代劇だったのですが、
改めて「ああ、近代古典、好きだなぁー」って思いました。
台詞の言い回しとか。情緒とか。人間模様とか。

現代劇ももちろん好きですが、近代古典って、いろんな人にみていただきたいなっていつも思ってます!

3月の近古短選を一粒でも二粒でも楽しんでいただけるよう、心をこめてお届けして参ります!!

 
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今日は朝から連続で、作品ごとの「ゆかりの地」シリーズで制作部メンバーがアップして参りました。

先週の制作部による「ゆかりの地」紹介はこちら↓
「赦せない行為」
「バイロン卿の恋文」
今回私が担当する記事はこちらです。


「ぶらんこ」

ゆかりの地特集〜!!

パフパフパフー!!

とは、いったものの・・・
戯曲「ぶらんこ」には、具体的な土地はでてきません。
ある夫婦の朝の食卓風景、なのです。

うーん、うーん、、、

じゃあ作者のゆかりの地は?
ってことで、調べてみることにしました。

・・・が、

これはなかなかのくせ者。

岸田國士センセイは生涯の家が完成するまでは、

ご本人も認める

お引越し大好き人間💕

だったのです!
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その証拠に、
【移転記録】ってものをご本人がしっかり書いています↓

野方町下沼袋
牛込区若松町(はじめて教師の職を得て)
神奈川県辻堂(病気の宣告を受け)
房州館山(旅先で倒れ)
杉並町阿佐ヶ谷(病癒えて)
同天沼
荏原郡松沢(新婚旅行の意味で)
杉並町阿佐ヶ谷
伊豆船原(家財道具を処理して全家ホテル)
信州千ヶ滝
杉並町阿佐ヶ谷
同天沼
群馬県北軽井沢(家財道具を纏めて田園生活の決心)
中野町栄町通(家を建てるつもりで一旦土地まで借りたが)
杉並区高井戸大宮前松庵に土地をきめ普請の監督かたがた仮住居)
同松庵南町(さて自分の家ができ今度は何時引越せるか!)
 かやうにして、私の引越は有名になつたのであるが、どうも、不思議に何処に行つてみても、中央線の古巣が恋しくなるとみえ、しばらくすると、別に用もないのに舞ひ戻つて来る。一度は方面を変へてと、例へば四谷、本郷、青山など、貸家探しをして歩いたこともあるが、とんと思はしい条件の家がなく、それも考へてみると、住居の標準が全然違つてゐることがわかり、すると、勝手を知つた阿佐ヶ谷附近ならといふことになつてしまふのである

青空文庫から引用  岸田國士「移転記録」より


多っ!!!!

中には数ヶ月しかいなかった家もあるみたいですが、もう引越しが習慣になっていて

「次も引越しが楽そうな間取り♪」
で選んでいたようです。

なんか、こういうのってすごく都会的だなぁって思います。。。



そんな岸田國士センセイですが、



農村・田舎を深く愛する一面があり、群馬県の北軽井沢に1年の半分は生活をしていたという記録もあります。

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当時、法政大学では北軽井沢の農場地🐄を買い、「法政大学村」として、そこを分譲していました。

そこの最初の村民らの1人として岸田國士も入村し、魚釣りや家畜の世話をして田舎ライフを満喫していたようです♪

村には条例や罰則はなく、村民相互の生活を尊重し、他を侵さず侵されず、のんびりと高原の夏を楽しみ、落ち着いて仕事をしようという自然憲法のような約束事ができていたようです。

お、、、


こういうとこだと思います。
当時の情緒や、香りって。豊かさって。

妄想大好きな竹中は、すでにこの記事を書きながら、牧草と白樺の香りを妄想でかいでいます。(あくまで妄想です)


昔ながらの赤い屋根に白壁のコテージや、ウッドデッキのログハウスが林道に点在し、ひと夏の住処として洗濯物が干してある。

それが、在不在の目印。
避暑地の夏。

白樺の間から聞こえてくる談笑、クラシック音楽、林道ですれ違う時の『よい時間ですね』のやわらかな会釈。

ああーーー

妄想が止まらない!!


・・・

とは、あらぶったものの、


実際、竹中も縁あって、北軽井沢には何度も足を運んでいて、あながち妄想ではありません。
えー、いかにも私はお嬢ですの発言してますが、ただ縁あって幼少期からお世話になっている地です。


本当に、北軽井沢ってこんな感じです。


とくに年配の方が、軽井沢にこだわるのは(私の周りの人は特に)、本当にスローライフでちょっとした大人の秘密基地みたいなんですね✨

岸田國士先生がこの地に暮らしていたと思うと、次に出かけるときの楽しみも格別です。

軽井沢には、「軽井沢高原文庫」というところもあり、過去には岸田國士展も開催したようです。

ここも、近いうちに訪れたいですね✨

軽井沢高原文庫HP

http://kogenbunko.jp/




えーと、欲張って、もう一箇所だけご紹介。

「中央線沿線が好き❤️」と、岸田國士先生が書いていたので、阿佐ヶ谷の地をピックアップしてみました。



老舗喫茶「ギオン」


ここはですね、、、なんと、、、


「ぶらんこ」のある喫茶店なんです。


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門構え!!

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クラシカルな店内!!

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これ!これ!!


岸田先生が来たことあるかはとにかく、「ぶらんこ」で何か探していたらこちらを見つけました。

ナポリタンが美味しいらしく、モーニングのトーストは80円でつけられるという嬉しい価格。

しかも営業時間をみてください。


「ギオン」

TEL:03-3338-4381
東京都杉並区阿佐谷北1-3-3 川染ビル 1F
営業時間:月~土・祭8:30~翌2:00(翌1:30LO) 日9:00~翌2:00(翌1:30LO)
定休日:年中無休
席数:36
アクセス:阿佐ヶ谷駅よりすぐ
予約:不可
平均予算:夜999円
喫煙種別:分煙



朝から晩までとにかくながい!!夜でもフラッと立ち寄れる!



ええ、


こんなに推してますが、私、まだ行けてません。

こちらも近々いってみたいとおもいます^_^



さて、さて、最後になりましたが、お知らせです。

今週末3/3(土)はいよいよ「ちとからDEお芝居」開催です。

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世田谷・千歳烏山地区の掲示板にもチラシ貼らせていただきました!!


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嬉しいことにいろんな方からお問い合わせいただいてます!
WSの残席、まだ若干余裕ございますので、お気軽にお問い合わせください!!ご応募おまちしております!

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演劇集団アクト青山3月公演「近代古典傑作短篇選」WS企画

『ちとからdeお芝居〜近代古典に触れてみませんか?〜』

「お芝居した事ないけど、やってみたい!」「でもどこに行けば出来るのかわからない…」
そんな方たちのために…
演劇集団アクト青山、初心者向けワークショップを開催いたします!
アクト青山で行なっている作品や基礎を通して、演劇に触れてみませんか?


◎講師◎
竹中春菜・岩崎友香

◎日時◎
2018年3月3日(土)

1部
14時〜16時
2部
16時30分〜18時30分

◎場所◎
演劇集団アクト青山 アトリエ

京王線「千歳烏山駅」より徒歩20分
千歳烏山駅前より小田急バス「吉祥寺行き」にて「ときわ橋」下車1分。
吉祥寺駅より小田急バス「千歳烏山行き」にて「ときわ橋」下車1分。

◎料金◎
1部のみ・2部のみ  各500円
通し 1000円

◎内容◎
【前半】
自己紹介・シアターゲーム・アクト青山の発声基礎体験

【後半】
アクト青山が3月アトリエ公演で上演する戯曲を使用してのシーン作り

*使用戯曲*
「ぶらんこ」「宮城野」「白鳥の歌」「ヴァイロン卿の恋文」「赦せない行為」

ワークショップ後は交流会を予定しております。お時間の許す方はどうぞご参加ください。

◎ご応募・お問い合わせ◎
‭engeki.act.aoyama@gmail.com‬

◎講師紹介◎
竹中春菜
演劇集団アクト青山準劇団員。
演劇インストラクターの経験を経て、アクト青山に入所。
昨年は企画公演「かんしゃく玉」で演出家デビューを果たした。

岩崎友香
演劇集団アクト青山劇団員。
2003年より、アクト青山のレッスン生として入所。
2016年には企画公演「試練」を立案し、好評を博した。

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3月テアスタご予約も、こころより、お待ちしております!