企画公演『楽屋』が終わって早くも一週間。
4ステージなんてあっという間でした。

楽しかったし、学んだ事も沢山あったけど、
そんな気持ちを4人分(いや、音響照明いれて5人分)、こちらにまとめて掲載させて頂きます。
先ずは、
ご来場頂きましたお客様、足元の悪い中、天候も不安定で暑かったり寒かったりだったにも関わらず、キャンセルもなく、千穐楽は予定数オーバーになるまで駆けつけて下さり、本当にありがとうございました。皆様のおかげで本当に充実した、素晴らしい公演になりました。笑ってくださり、時には泣いてくださり、僕らはそれに支えられて、この異端の座組を最後まで保てました。
重ねて御礼申し上げます。


次に、
音響照明はもちろん、受付スタッフの皆様、本当にありがとうございました。お疲れ様でした。女性下着を着けた男たちの中を変な気持ちだったかと思いますが、最後までお付き合い頂き助かりました。お客様への対応、衛生面でも心配なく、安全に仕事して下さったこと、心より感謝します。


最後になりましたが、
フライヤーなどの設置にご協力くださいました、烏山のお店の方々、また、烏山以外でも応援下さっている皆さま、本当にありがとうございました。これからも僕らの活動は続けます。温かい目で見て頂けましたら幸いです。



さて、ここからは一人一人にコメントをしてもらおうと思います。


【女優A】
女優Aを務めさせて頂きました。
高村賢です。
女優Aは今までになく難しい役どころでした。
女の子だったらそうならないだろうって事も多分に出てしまい、仙太やトリゴーリンは本来の男の部分でムリクリ押し通してしまっている気もしました。
終わってしまうと、あぁ…あそこはああだったんじゃないか?もっと出来たんじゃないか?と思ってばかりです。もっと感情的になれば良かったとも思いますし、その分もっと丁寧に女性を演じなければいけなかったシーンは沢山ありますね。
お客様が笑って楽しんで貰えたのはとても嬉しかったですし、有り難かった。
でも、もっと笑いの後にお客様の中に後悔や目を逸らしたくなってしまう瞬間を作り出せていたら…っと思います。特にAはBと一緒にスタートからお客様にインパクトを与える瞬間が多かったので。

今回の楽屋は出演していてとても楽しい戯曲でした。お客様の反応を感じて、自分自身も芝居の最中にテンションが上がっていました。それが悪い事だと決めているわけではないのですが、やはりそれによっていつもとは違う間尺、タイミング、感情になってしまったように思います。もっと繊細でなければいけなかった。でも小西さんが言わなければ楽屋を男の子だけでやる事は無かったでしょう。後悔は多いですが、それでも今回の出演で得たものは計り知れません。
この出演を自ら申し出てとても良かったです。これを逃したらきっと後悔していました。それだけ楽屋は難しく、楽しく、得るものが多かった。
もしまた楽屋をやれる機会が来るならば、また女優Aを演じたい。生意気ながら僕の「永遠の役」にさせて頂ければと思います。ありがとうございました。



【女優B】
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『楽屋』女優Bとして参加させて頂いた、佐古達哉です。
お越し頂いたお客様、本当にありがとうございました。

さて、作品後記ですね。

実は、今回の企画が上がった時に女優Bでオファーを受けたのですが、色々な事情でお断りしまして。

でも、なんやかんやで結局出演することになりまして(笑)

きっと女優Bをやることは、「避けられない運命」だったんだなあ、と思ったり(^◇^;)



んで結果的には、出演できて良かったです。

今まで見たことない景色、感じたことない感覚がいっぱいありまして。
役者としての収穫がいっぱいありました。
反省もいっぱいありますけど(汗)

でもこれに驕らず、浮かれたりもせず、
謙虚に謙虚に、また作品と向かい合っていこうと思います。



あ。
あとこれもここで書いちゃうか。

今回は、Bチームの音響・照明も担当したのですよ。
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初めての音照、楽しかったー( ´ ▽ ` )
照明の切り替えのタイミング、速さ、
音響のボリュームで、役者さんやお客さんのテンションを煽るのが楽しくて。

どうすれば役者さんとお客さんが一番気持ちいいかなー、と考える作業は、
本当に楽しかったです。

ふう。
本番期間は音照やった次の日に役者やってハードでしたけど、
振りかえってみると、充実はしていたのかなー?
身体は日増しに疲れてったけど、ストレスはあんまり感じなかったもんなー
うん。楽しかったんだ。
うん( ̄▽ ̄)

最後に。
今回の企画公演で特にお世話になりました、
小西さん、竹中さん、
けんさん、のぶさん、Bチームのマダムの皆様(笑)、
本当にありがとうございました。
これからもどうか、よろしくお願い致します。

佐古達哉でーした‼︎


【女優C】
女優Cを務めさせて頂きました。
小西優司です。

Cの事は、僕に語る資格があるとは思えないので(笑)なんでしょう、やっぱ女の子にしか出来ないことが本当に沢山あるなって反省しました。感情の螺旋の真ん中は通れるんですが、螺旋は描けない。悔しいなと思い続けました。「なんでか?」を理不尽に出来ないんですね、男って。「なんでか?」がちゃんと発生しちゃう。なので思い切って「雑味」に変えました。もっと美しく歌舞伎みたいに出来たと思うんですけど、やめました。せめて人間にはしないと「生きてる」意味がないなって。でも、これからも女形はやってくと思います。すごく勉強になるし、深い人間哲学を要するのに捨てざるを得ないという二律背反が成立してて毎日死ぬかと思うほど疲れました。

演出としても、反省の方が多いですね。
僕は「起承転結」からここ数年は「序破急」に切り替えて作品を作ってるんです。一番大きな理由はエンターテイメントにおける無名性を最大限に発揮するには「序破急」の方がお客様目線だからです。こんな事を書くと「は?」って思う人がいるかも知れませんが、徹底的に「作り方」にこだわってるので、役者さんは辛いというか、つまんないと感じる人もいると思うんです、ここ最近。で、AチームとBチームとか観ると、役者さんがキラキラしてるんです。素晴らしいなって。でも、僕は考えない事にしてるんです。僕にとって大事なのは「お芝居の作り方」をビルドアップする事なんです。演出家はお芝居の作り方に徹底的にこだわり、役者さんはお芝居そのものに徹底的にこだわる、それの掛け算を待ってるんです。だから、稽古に付き合わなくなりました。冷たいですね。でも、それでもこのスタンスとスタイルを妥協する気は全くないんです。
で、序と破は、悪くなかったんです。序は一切のSEもBGMもやめた。破は雑味を持たせてみることは出来た。でも急が、やっぱイマイチなんです。僕の考え方や価値観、先入観、作り方、やるべき事、なんか間違ってる、全部間違ってる、どれか間違ってるんです。それと「急」をスタイル化出来てないんですね、まだ。テキストを攻略しててもその表現に飛躍がないんです。理屈じゃねーんだよ、になってない。もういっそ、最後のABDは全員男でも良かったんじゃないかと思って眠れなくなったくらいまだ悔しい。どうしても「ちゃんと」してる優等生のトコが(にしたって中途半端だけど)顔を出して、思い切りが足りてなかった。「急」を「楽屋」でなくす勇気が必要だったんですね、きっと。もっと批判されるような「何か」が必要だったんです。

僕はこれからも作家としては中の下くらいの本を量産して、演出家としては徹底的に演出の方法と考え方と時代と闘い、役者としては誰にも真似できない技術と精神で作品世界に君臨したいと本気で思っています。

勉強しなきゃ、働かなくちゃ、生きていかなければ。時間はどんどん減っていくのだから。
はい。

悔しさと反省でいっぱいの『楽屋』でした。


【女優D】
女優D、相楽信頼です。

一生分の“可愛い”を使い果たしたんじゃないかと思うほど可愛い可愛いという言葉を掛けていただき、ありがとうございました。
今後は目が合うだけで妊娠するような“艶”の獲得を目指して頑張っていきたい所存であります。

さて、せっかくなので座組の面々にコメントを送ろうかと思います。

先ずは、女優Aの高村賢ちゃん。
本番を迎えてからどんどん調子を上げてきて、幕開きの雰囲気がますます良くなっていきました。
それにともない、だんだん間が長くなっていくので「こやつ、台詞を忘れてるんじゃないか?」と気が気でなかったんですが、結局僕のプロンプが日の目を見ることはありませんでした。よかったよかった。
よきお婆ちゃんでした。

次に、女優B佐古達哉くん。
諸事情あって途中から加入した佐古くんですが、合流初日から台本を外して稽古に臨む姿勢に勇気を貰いました。
今まであまり絡みがなかったのですが、「佐古って良い奴だなぁ」と感じた半年間でありました。
ありがとう、そしてカープ優勝おめでとう。

そして、女優Cの小西優司さん。
もっと小西さんを利用して色々できればなぁと思うところはありますが、女優CとDのシーンは凄く冷静にかつ楽しんで演じることができました。色々助けていただきありがとうございます。
唯一の心残りは、女優Cの独白を見ることが出来なかったことでしょうか。トイレの壁が憎いですね。
これからも小西さんの理想とする戯曲作りに貢献できるよう、精進します。

最後に、音響照明の桃木正尚氏。
“ベテラン”という言葉は桃木氏のためにあるのではないかと思うほど頼もしい存在でありました。
音響照明が万全の状態で稽古に臨めたのは、桃木氏のお陰であります。
本当にありがとうございます。

以上を持ちまして、贈る言葉とさせていただきます。半年間お世話になりました。今後ともよろしくお願いいたします。


【音響照明】
えー笑

僭越ながら末席ご挨拶の機会を頂きましたので、
僕こと、今回音響照明の桃木正尚が少し喋らせて頂きます。
各所感謝感激のお礼は先ほど上げられておりましたので、
僕の方からは裏方としての今回の楽屋を。

Cのオペをやらせて頂いて。
佐古くんも書いておりましたが、そのお客様への効果、と言うものを改めて認識する公演でした。

上のブースで役者の演技もお客様の反応も見えない中、
五感を澄ませて一体何が起きているか。
ギリギリ耳に届く音量はどこか。
ドカンと出すにはどれくらい音量が要るか。
じわっと着いたりそろーっと暗くなったり。

役の心象に届くには。
お客様に正しく印象を与えていくにはどうすればよいか。

考えながら感じながらオペレーション出来た公演でした。
非常に、そう言った意味ではありがたい公演でした。

特に印象に残っているのは、
如何に「もう終わってしまう」と思わせて終わらせられるか。
スパッと、トントンと畳み掛けて行けるか。
引かれていくお客様の後ろ髪が、何度か感じられたように思います。

実際は人それぞれお感じになったことは違うとは思いますが、感触だから良いんじゃないでしょうか笑


他の組の音響照明も準備段階でちょろっと手伝わせて貰いました。
Aの竹田さん、Bの佐古くんも始めてて最初は大変だったかと思いましたが、
ゲネを見たときに、開場明かりから暗転へ移り変わってく中、
「あ、ちゃんとやれてる笑」と思って、何もしてないけど少し感動しました笑

役者とは違った醍醐味のある音響ブースから、年内あと2回公演に参加する予定です。
願わくばお越しの皆様に心地よく荒々しく繊細に印象に残れるよう努めて参ります。
各組演出、出演、音響照明そして当日スタッフの皆様、お疲れ様でした。
楽屋、お越し下さいましてありがとうございました。

それではどこかで、また。