『紙風船』で、年老いた妻を演じました
キミーこと、出田君江です。
公演が打ち上がってから
早くも1週間が経とうとしています。
お運び頂いた皆様、応援して下さった皆様に
改めまして、心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。
今日は、少し、公演までの日々を
振り返ってみたいと思います。
お付き合い頂ければ幸いです。
なんて素敵な戯曲だったろう。
稽古始め、顔合わせの時に
演出 (小西主宰) が、プランを一通り説明した後に「こう言う演出で、ずっと演ってみたかったんだよね」と言いった。
物を創る人と言うのは、そうやって、ひとつの想いを、何年も持ち続けるのだ。
思った時は出来なくても、チャンスは来るし
タイミングの合う時期が、いつかは来るものだから。なのか?
私は心の中で感心しながら、今がその時なのだな、だとしたら、ぜひその想いを実現させたい。形にしてみたい。と、思った。
稽古は、大部屋での3人の自主稽古(主にのんきな私の段取りやキッカケを確認して貰い、覚えさせて貰い、更に、忘れないよう繰り返し、介護されているかの様な体たらく笑)と、全員が揃っての、緊張感漂う、合わせ稽古と通し稽古。
3人の自主稽古はとても楽しくて、大笑いしながら進んで行った気がします( が、実は私のために若いお2人が、特別に時間を割いてくれたのだと感謝しています泣) 私はいつでも、賢さんと華奈さんを手こずらせていたのに、お2人の若い先輩は物ともせず、笑い飛ばしてくれ、和やかで、とてもクリエイティブな稽古になって行ったと思います。
本当に、ありがとうございました。
稽古と同時に、だんだん距離が縮まって行ったのも、楽しい想い出となりました。
偶然とは言え、帰る方向が3人とも一緒だったり、稽古場が空くまでの時間を、華奈さんとカフェランチしたり、制作部のお仕事にちょっぴり同行させて頂いたり、稽古終わりに
賢さんがビールを奢ってくれたり。
そんな雰囲気がみんな、芝居に繋がって行ったのも、全ては、岸田戯曲マジックなのかも知れません。
図らずも、アクトでの最後の公演となり
アトリエで過ごせる時間も、僅かとなりました。
この2年間
短い間でしたが
アトリエで過ごした意味を
もう一度、考えたいと思います。
このアトリエが大好きでした。
そして、今までありがとうございました。
また
これからも
応援よろしくお願いいたします。
すべてに。。。
すべてに。。。
感謝です。
ありがとうございました。