森永卓郎さんが、息子の森永康平さんと対談した。

 

 

これは、面白い対談だった。

 

父卓郎さんは、これまでの「米国の株式市場を既にバブルだ!」と。

 

息子の康平さんは、金融出身でもあり、従来は、GAFA、最近は、半導体とか、AI関連が、株価全体を押し上げていることを知りながらも、「バブルなんて、良く言うね!」の顔。

 

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実は、少しだが資産相続から投資歴30年近い私に言わせると、「二人とも、投資経験;浅そう!」である。

 

確かに米国株式市場は、過去20-30年間で見ても、どんどんと右肩上がりの印象だ。

 

この場合、一般的な Trend-Follow Strategy (トレンド追っかけ戦略)だと、そのまま [上昇を予想し、投資を続ける] である。

 

逆に「上がりすぎだ」と見れば、投資してはいけないとなる。

 

両方正しいのである。

 

そこで、一つの解決策は、常に3つの予想シナリオで、戦略実施を行う「シナリオ・プラニング」(ブログご参照)である。

 

 

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他にも、ヒントが4つある。

 

1.株価が上昇過ぎだと思う人には、日本の日露戦争時の政府予算は、近年の20万分の1、人口は、4割だけだったことを考えよと言いたい。

 

数値は、縦軸を対数軸にしたとき、直線に乗る。

数学の弱い人は、対数軸を、最低、学ぶべきだ。

ワクチンや他医薬品・薬害の隠蔽に使われている!(笑)

 

1970年代、サリドマイド薬禍の裁判で、製薬会社側についていた私の数学解析の担当教授Dr.M.S(数学/医学の博士)も、対数軸を使っていた。

 

2.「株価崩壊ありそう!」と考える専門家には、「株価上昇せずとも稼ぐツールがある」である。

 

長期ならインバース(株価が下がると価格上昇)商品があるし、

 

もう一点は、

3.株価は、ランダムに上下する。そのため、全体が下がる局面でも、短期に上下しており、その動きでも稼げる。

 

と言うこと。「上りでも、下だりでも稼ぐ。」

 

4.さらに、全体が上昇しても、下がる業種もあり、その逆もある。全体平均が、各株価を代表していない。平均が、下がって、ダメかと思っても、自分の株全体の価値が増加していたりする。

 

マクロ経済学的思考は、基本、役立たない。たいてい、経済学者による経済ニュースをみて、単純に売買してはいけない。

 

このくらいの強い気持ちが、なければ、日々の上下動の与える恐怖心に負けてしまうだろう。

 

恐怖心に負けると、チャンスを生かせない。

だからと言って、執着しても・・さらに損を被る。

 

この自分自身の心との闘いが、株式投資の厄介さだし、バカらしくなる点だ。

 

そのような投資をNISAの増加で政府が、推進していることが、私には、悲しい。

 

官僚も政治家も、通貨制度の妙を理解していないためである。

 

(預金者が、余ったお金を預けておきさえすれば、年12%の利息を生む、預金口座を国民に用意するなど、簡単なこと。日本経済:GDPの発展に大いに寄与できる。)