4月に入社予定の内定者が、内定者の今後の予定をまとめた
エクセルを送ってきた。
これを見た社員Mは、そのエクセルの体裁について、
内定者にコメントを返した。
罫線が整っていない、セルの中で文字が切れている、
印刷した時に紙に無駄が多くなる、などなど。
これを見ていた若手Tは、Mに対して、
「そんな細かいところを指摘せずに、
中身に対してコメントしたほうが話が早いですよ」
と言い出した。
確かにMは体裁について細かく指摘していて、
内容には一切触れていない。内定者が社員に
見てもらいたかった今後の予定については、
まだ確定しないままであり、その分動きが遅いとも
言える。
しかし、今回はMの対応が正しい。
Mの指摘内容は細かいことかしれないが、
仕事で作成するドキュメントには必要なことである。
顧客に対して、セルの文字が切れた資料を出すわけには
いかないだろう。
細かいが必要なことと、取るに足らないこととは違う。
誰かに何かを教えるときには、いつも意識していなければ
いけないことの一つである。
以上