【今日の指導】斬新な失敗 | AcroquestのAcroなブログ

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横浜にあるITベンチャー企業、
AcroquestTechnologyのブログです。
「働きがい日本一」の裏側をご紹介します。


Acroquestには、ミャンマー人の社員がいる。
期間限定でミャンマー支店から研修かつ働きに来ているのである。

そのミャンマー人社員のYが正月から風邪が治らずにいた。
そこで上司のIがYを病院に行かせることにした。

Yは日本に来て1年経っており、かなり日本にも
慣れてきている。

Yは終業時間1時間前の17:00にオフィスを出て病院に向かった。
病院は18時までである。

ところが、Yがシェアハウスに帰ってきたのは、
19:00過ぎだった。
病院もシェアハウスも
オフィスから歩いていける距離である。
2時間も何をしていたのか?

なんと、Yは病院を見つけらなかったのである。
見つけられないまま18:00になり、病院は閉まったので、
ドラッグストアで市販の風邪薬を買い、レストランで
夕食をとって帰ってきたとのことだった。

ちなみにYはオフィスを出る前に地図をもらっていた。

いくら外国人でも、1年も日本にいたら、
近所の病院くらい自力で行けそうなものである。
また、少し探してわからなければ、会社に連絡すればよい。

さて、このときYの上司だとすれば、どのようにYに
指導するか?





Yが理解しなければいけない重要なポイントは、
上司の指示を達成できていない、というところである。
だから、上司としてはYが指示違反をしてしまっていることを
まず指摘しなければいけない。

ここをはっきりと伝えないと、Yは問題を理解せず、
同じような失敗を別の状況でも繰り返してしまうだろう。。。

などと考えて言おうと思っていた私の前に、
上司のTはYに言った。

「あらら、病院に行かないで夕食たべてきたなんて独創性あふれてるじゃないの(^^」

Yはミャンマーから来た頭の良い社員である。いろいろ四角四面に教育するより
まず、失敗を笑ってあげて、笑顔になってもらう。

失敗はだれでもやるもの。賢いYであれば、すぐわかるはず。。。という心の余裕。
これが指導/教育には必要だということ。

いゃ、教えてもらいましたね。


とはいえ、
Yは文化の違いもあってか、いろいろと斬新な失敗を
するので、結果的に上司が鍛えられている(^^;

以上



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