さて。
イタリア留学
ラファエラです
イタリア国立大学への正規留学手続き、
大学生活、及び卒業記録のシリーズです
イタリア国立大学正規留学シリーズ
第1弾、大学システム編
第2弾、申請手続き編
- 渡航前
- 到着後
第3弾、大学生活編
第4弾、卒業論文編
④ 完成後 今ココ。
第5弾、大学卒業編
以前公開していた2018~19年の記事に
加筆、改訂を加えてまとめました。
ただし当時の手続き事項なので、
最新の情報は
各自でお調べ頂きますよう
お願い致します。
イタリアの大学へ正規留学するには、
まず
東京イタリア文化会館
にお問い合わせ下さい。
下記情報は、
国立の教育機関に
外国人枠として正規入学する事を目的とした、
個人の経験による
入学手続きや大学生活のまとめ(2012年当時)です。
●執筆が完成したら
本文中の単語や文法間違いだけでなく
ページ数振りやパラグラフ割りなど、
細かい点も必ずチェックします。
ページ余白についても、
上段、下段、左右で何ミリずつなど、
大学側の指定を確認しましょう。
全てが出来上がれば提出ですが、
ほとんどの大学の場合、PDFデータでの提出です。
●卒業認定式の申請
卒業認定式(ラウレア)には、
口頭試問形式(ディスクッスィオーネ)であれ
一斉発表形式(プロクラマツィオーネ)であれ
大学事務へ申請が必要です。
氏名、
学籍番号、
論文タイトルや担当教授、
認定式予定日、
どの形式か、などを申請フォームに記入します。
その他、
一定の期日までに
大学図書館からの宣誓書や論文の提出、
申請費の支払いなども必要なので、
必要提出書類の詳細と期日は
各自で大学事務へお問い合わせ下さい。
●論文の書籍化
基本的に
卒業認定に必要なのは
論文をPDFデータで提出する事ですが、
自費で書籍化する学生も多いです。
自宅用に1冊、
もし担当教授へ寄与するならもう1冊、という場合がほとんどです。
担当教授へは、
教授から求められる場合もあるそうですが、
ほとんどは学生の意志なので
寄与しないという選択もあります。
書籍化は
印刷屋(コピステリーア)に依頼出来ます。
値段は
- 表紙の材質
- 総ページ数(モノクロ/カラー)
- 片面印刷/両面印刷
などで変わってきます。
必要日数は約4日~1週間を見積もりましょう。
実際に書籍化した論文は
下記記事“大学卒業のお知らせ”の写真をご覧下さい。
個人的な例では
- 合皮表紙
- モノクロページ30ページ
- カラーページ57ページ
- 5冊注文(自分、実家、親戚2件、担当教授)
で、約240ユーロ(1冊当たり約48ユーロ)でした。
1ページ内に小さく1点でもカラー部分があれば
それは全面カラー扱いとなるので、
注文を確定する際、
印刷担当者と一緒に
1ページずつ全てのページを確認しましょう。
●冠(コローナ)の注文
学士、修士、博士課程全てにおいて
卒業生は当日、月桂樹の冠(コローナ)を被りますが、
これは大学側が用意してくれるものではなく
学生自身で用意する物です。
生花店で
『卒業用の冠(コローナ・デッラ・ラウレア)を取り扱っているか』訊きましょう。
基本のコローナは月桂樹のみで20~25ユーロが相場、
好みで漿果(バッケ、小さい赤い果実)や生花も追加できますが、
追加の種類、量によって値段は異なるので
生花店で相談しましょう。
コローナは
各学生の頭の大きさに合わせて作ってくれます。
卒業時期はコローナの注文が殺到するので、
必要日数は約1週間~10日を見積もりましょう。
月桂樹のみコローナであれば前日までの受け取りも可能ですが、
生花を含むコローナは
当日に新鮮な生花で完成させます。
認定式が午前中の場合、
通常営業時間外でも店を開けて仕上げてくれる場合があります。
実物のコローナは
上記記事“大学卒業のお知らせ”の写真をご覧下さい。
その他、当日の認定式直後は
プチシュークリームやミニケーキの詰め合わせ、
シャンパンなどでお祝い騒ぎですが、
それも各学生(もしくは家族)が用意する物です。
●各手続きが完了すれば
大学への必要書類を全て提出し、
論文の印刷やコローナの注文も出来たら
後は認定式当日を待つだけです。
一般的には
当日のランチ、もしくはディナーに
家族、友人を招待してパーティをしますが、
今年はコロナ禍で禁止です。
認定式会場への参加も
昨年までであれば
家族親戚、友人達、好きなだけ人数を呼べましたが、
今年のシエナ外大で各卒業生が呼べたのは
2人(卒業生+他2人)だけでした。
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