著者 :高橋みどり
出版社:メディアファクトリー
料理研究家の高山なおみさんが書く、『日々ごはん 』のファンです。
東京で働いていた頃に、この日記&ご飯日記に癒されていました。
仕事に追いまくられて、猛スピードで過ぎていくサラリーマン生活をしていると、
『このまま流されていっていいのかな』、と不安になるときがあります。
そんなときに、ふと足を止めて、まわりを見渡す余裕を与えてくれて、
だただた走っている状態から、きちんと地に足が着いた状態にリセットしてくれる本です。
高山さんの『日々ごはん 』のなかには、頻繁に登場する人たちの中で、
高山さんのよき理解者で、仕事でも、私生活でも関わりあいの深い人として、
紹介されることが多いのが、今回ご紹介する、『高橋みどり』さんです。
いつも堂々としていて、大らかで、太陽みたいにまわりを明るくする人だと、
高山さんは大絶賛!!私もこの本の最後のページに載せられた高橋さんの、
懐の広そうな、あったかい笑顔にノックアウトされてしまいました。
『うちの器 』は、フードスタイリストをされている高橋さんが、
日本海外を問わずにあちこちで買い求めて、実際に日常で使われている器や、
キッチン周りの愛すべき道具達を紹介してくれています。
全て、高橋さんのご自宅で自然光の下で撮影されているので、
だんだん、自分が高橋さんのおうちのリビングに座ってるんじゃないかとw錯覚しそうです。
粉引きや、素焼きに釉薬をあっさりかけだたけといった、
素朴で持ち重りのする感じの器がよく登場します。色は、白か黒。
形も、完全な整形ではなくって、どこかいびつで出っ張ったり、引っ込んだりしている。
用途だって、とらわれない。鉄瓶でお燗をつけたり、木のまな板が鍋敷きになったりする。
器についての本なのに、いつの間にか、
こんな風にシンプルに生きればいいんだな、と、なぜか肩の力が抜けます。
普段の暮らしって、その人が持っているパワーや、人柄が出てくるものですね。
私も、栗原はるみ的な計算されつくした(栗原さんごめんなさい)暮らしは苦手。
高橋さんや、高山さんに惹かれるのは、
お二人が本当に好きで、なんだか分からないうちに愛しちゃってる器や料理たちと、
お二人の本質との間に距離がなく、自然なところでしょうか。
宮廷料理よりも、里のおかあさんの手料理との差のような。
誰かに見せて『素敵ね!』とほめてもらうための器や料理じゃなくて、
自分がいいな~と思うものだけをきちんと選んで生活に取り込む。
しばらく、自分への課題にしたいと思いますw
