父とのお別れ 6(お花見に行く日)
「結局うまく行くようになっている」
心の勉強をしている時
何度も聞いた言葉でした
本当にそうなりました
去年の春、父とこの世でのお別れをしました
これからしばらく
父とのことをお話ししようと思います
お花見に行こうと言っていた日
私:「お昼くらいに行くからね」
私:「午後からいきましょうね」
前の日父に言っていました。
お花見の朝
出かける準備をしていたとき
電話がかかってきました
救急車の人からでした
救急隊員:「〇〇さん(兄の名前)が道で倒れて意識が混濁されています。ご家族の方ですか?」
私:「えっ!?兄が??」
一体どんな倒れ方をしたんだろう…
救急隊員:「今自宅にいます。頭を打っているから病院に連れて行きたいんですが本人さんが嫌かってて…来れますか?」
私:「分かりました。」
自宅の近くの道で倒れて
通行人の方が救急車を
呼んでくださったようでした。
救急隊員の方と歩いて自宅に戻ったようでした。
慌てて準備をしていたらまた
電話が鳴りました
救急隊員:「同居されている方はいますか?」
私「父が2階にいますが耳が遠いので騒ぎに気がついていないと思います」
電話を切って準備を再開していると
また電話がなりました
救急隊員:「持病はありますか?」
私:「✖️✖️があります。」
救急隊員:「では気をつけて来てください」
電話が切れました。
準備をしている間
何度も電話がかかってきました
動揺しているのと電話の応対で
出かけるまで時間がかかりました
何度目かの電話で
兄ではないかも
父かもしれない。
父です!
とわかったんです。
*時間が経ってしまったのと慌てていたので何のきっかけでわかったのか思い出せません。
父は病院が嫌いで前に転けた時も
病院で嫌がっていた記憶がありました。
意識混濁ではなく
耳が遠くて聞こえなくて
受け答えがチグハグだったのです
私:「父は耳が遠いので普段筆談しています。」
救急隊員:「分かりました」
などのやり取りの後また電話を切って
さぁ出ようと思った時
電話が鳴りました
私:「今からすぐ出ます」
救急隊員:「急変したのですぐに連れて行きます。〇〇病院に行くので後から来てください。」
この時まだ私は呑気に考えていました。
父は今まで何回か道で転んで救急車で病院に行ったことがあったからです。
長くなるので続きます。
今日は父の命日でした。
亡くなってからちょうど1年です
思い出すのは
最後の数ヶ月、私が会いに行くたびに
嬉しそうに笑ってくれた父です✨
《補足》
どうして父が兄の名前を言ったのかと言うと緊急連絡先が兄だったからです。
耳がとおい父は兄に連絡して欲しくて救急隊員の人に何を聞かれているかわからなかったけど兄の名前を言い続けたんだと思います。
救急隊員の人は「お名前は何ですか?」と聞いてくださっていたので兄だと思ったんです。
★★★★
★★★★