ウィンターセミナー大会アピール | 内田あき子@八潮市オフィシャルブログ

 こんにちは、八潮市議会議員の内田あき子です。

全国フェミニスト議員連盟のセミナー(今回はウィンターセミナー)では、

セミナーを開催し、最後に大会アピールを宣言し、幕を閉じます。

 

今回の大会アピール

 

2024 年1 月 28 日


全国フェミニ数と議員連盟 ウィンターセミナーin 埼玉2024
進め!ジェンダー平等 ~自分らしく生きるために~
大会アピール


 2023 年4 月、統一地方選挙の結果、女性候補者の占める割合は全体で 19.2%と増加傾向にあるものの、未だ低い水準となっています。地方議会において女性議員数は増えていますが、女性ゼロ議会は 2022 年末時点で 257 自治体です。(内閣府男女共同参画局参照)
 2024 年1 月現在、埼玉県における県議会の女性割合は 93 人中 15 人、16.1%、一人選挙区における女性議員は 0 人。市町村の女性議員数が1~2人と少ない自治体も多く、女性割合が50%を超える自治体はまだありません。首長においても、63 自治体中女性首長は5 名、全体のわずか 8%という現状です。

 議会は社会の縮図であるべきで、住民に密着し、その声を反映させなければなりません。しかし、男女平等が著しく遅れているのが、残念ながら政策決定の場である議会です
 昨年10 月、埼玉県議会自民党議員団による「虐待禁止条例」の改正案が提出されましたが、「子どもを自宅で留守番させて外出すること」や「公園で子どもだけで遊ぶこと」などは子どもを放置しているとみなし、児童虐待と位置づけ禁止する、という驚くべき内容でした。
生活実態を全く反映させていない政策に愕然とした多くの女性たちが声を上げ、撤回させたのは記憶にも新しいことです
 2018 年、「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律(候補者男女均等法)」ができましたが、罰則規定がない努力義務のため、一向に女性議員が増えていると感じることができません。
 2024 年、年明けと同時に発生した能登半島地震では、遅れる被災者救済や支援に苛立ち、再び原発の脅威にさらされました。気候危機や食料自給率の問題なども含め、長期的視野に基づいた政策が求められる中、女性の政治進出はなお一層重要になっています。
 本日私たちは、ここ八潮の地に集い、基調講演では安藤優子さんから「日本政治の女性認識」の話を伺いました。また埼玉県内の3人の女性首長によるパネルディスカッションで、リアルな話を聴くことができ、ジェンダー主流化を進めるための課題を共有しました。
私たちは「進め!ジェンダー平等~自分らしく生きるために~」女性の政治参画がより一層進むことを宣言します。
この大会を機に、さらに前進していきましょう!  

参加者一同