手術が急に決まったので、元々予定してあるオペとオペの間のどこかに入るといわれていました。
たぶんお昼過ぎぐらいかな~と
それを鵜呑みにしていたので、
旦那さん以外の家族が間に合わず、
不安が募る
こういう時、なぜかお母さんの温かい手を求めてしまう、まだまだ子どもな私
オペ室に立つことはあっても、オペされることは初めてで、ビビりな私はもう怖くて怖くて、泣きながら手術室へ運ばれました(笑)
怖い~!怖い~!
とひくひく泣きながら助産師さん?の手をずっと握りしめていました。
身体をダンゴ虫のように丸めて、背中の脊椎にブスッと麻酔をされました。
しばらくして、胸から下がぼーっとなり、頭も少しもやがかかったように感じました。
そして、麻酔がかかったことを確認してからメスが入りました。
1分するかしないかで、
「イチコちゃん生まれました!」
おぎゃぁ~~~
次男くんの誕生です。
すぐにお顔を見せてもらいました。
かわいい。
やっと会えた。
おっと、まだ終わってなかった。
あと一人。
「あれ、あれ?おかしいな」
執刀医の先生の声に不安がよぎります。
「ちょっとごめんね~。グリグリするよ」
3分ぐらい、子宮の中に手を突っ込まれているんだろうな~という感覚。
「はい。ニコちゃんでます~!!」
・・・・・・・・・
泣かない!?
どうなってるの?
頭が真っ白に。
その間、1分くらいして
おぎゃぁ~~~~!!!
泣いた!!!!!
逆子だった三男くん。
取り出す時間がかかり、羊水をがぶ飲みしてしまったみたいで、羊水を吸引すると元気に泣いてくれました。
3分遅れで三男くん無事に誕生![]()
顔をみると、真っ赤な子ザルのようで、
ほっと安心しました。
あとはナートだけ。
「先生、疲れたので、眠らせてください。」
と、麻酔をしてもらい、縫合中は眠らせてもらいました。
そして意識は手術室をでるときに、旦那さんとお義父さんの顔がみえて、
次に気づくと、個室のベッドの上でした。
酸素マスクをはめられ、身体は重く、意識はまだ朦朧としていました。
呼吸がとにかく苦しくて、息ができない。
胸が苦しい。
苦しい。
心臓がおかしくなっているようでした。
お腹をみると、小さくしぼんでいて、
あぁ、もう私の中にはいないんだと、
ぽっかり脱け殻になったようで
久々に仰向けで寝ている自分がすごく寂しく思いました。
旦那さんにナースコールを押してもらい、呼吸が苦しいことを伝えました。
はぁはぁと苦しそうな私に
「ありがとう。」
旦那さんは涙を流しながら頭をなでてくれました。
呼吸が落ち着くと、今度は震えが襲ってきました。
ガタガタガタガタ、全身がうそのように震えました。
麻酔の後にはよくある症状で、とにかく自分の身体じゃないみたいに動くので、
苦しくて、怖くて、、、
1時間くらい震えと呼吸の苦しさに耐えました。
もう一回眠ったのかもしれません。
起きると、どちらも楽になっていて、
「赤ちゃんに会いたい。」
そう思っていました。
不思議と痛みも感じず、
楽勝やん。
と思っている自分がいました。
※これ、後で前言撤回することになります。
その日は絶飲絶食で、真冬の乾燥する空調バンバンの室内にも関わらず、24時間水を飲むことも許されず、口に含んでは吐き出すという方法でしのいでいました。
点滴ははずれていました。
なので、血栓予防の靴下をはかされ、注射を1日数回、頻繁に打たなければなりませんでした。
そして、その日は赤ちゃんを見ることができず、
翌日、車いすで見に行くことができました。(記憶が曖昧です。たぶん翌日だったかな)
NICUに入り、左端の小さなコットの中に双子ちゃんがいました。
透明なケースにおむつだけつけて、裸でうつ伏せで寝ていました。
小さい。
鶏ガラのように、細く、小さく、可愛い姿でした。
透明のケースの中は酸素濃度と、温度が保たれています。
手を入れられる穴が二つ空いていて、そこからそっと小さな体を触ってみました。
あったかい。
ちゃんと生きてる。
二人とも、生まれてきてくれてありがとう。
NICUの皆さんにこの子たちの命をたくし、
お願いします。
と何度も頭をさげて、病室へ戻りました。
本当の闘いはここからでした。
背中にはまだ、麻酔のチューブが刺さったままで、まだ麻酔が効いている状態でした。
そのチューブを抜かれると、、、
痛いっ!!いたたたたた!
なんじゃこら!?めっちゃ痛いやないか~!
切った痛み?後陣痛?双子で伸び切った子宮が戻ろうとする威力は半端なくて。
歩け?
無理無理無理!!!!
看護師さんに、歩いたほうが回復早いですよと促され、
トイレまで歩こうとしてものの、痛すぎて過呼吸になるという失態。
もう、詰所では厄介な患者認定されてるはず!
長男くんは自然分娩で生みました。
確かに陣痛は痛い。
けど、産んだらピタッとなくなるやん。
帝王切開が楽とか言ってたの誰!?ここに連れてきて!
ほんま、比べもんならんぐらい、帝王切開のほうがキツイんですけど!?
あぁ、こんな弱気な母ちゃんを許しておくれ・・・
長男くんは、病院の決まりで病室に入ることはできません。
談話室に自力で、笑顔で行けなければ、会うことはできない。
そう思い、その日は静養に努め、次の日から歩行練習を始めることにしました。
この時、赤ちゃんは五体満足で、赤ちゃんと無事に退院して、一緒に帰れるものだと思い込んでいました。
旦那さんの様子がおかしいことにも気づかず、自分の体のことしか意識が向いていなかったのです。
