紅葉が綺麗でな、気に入っておる。
と鑑真さん。
御廟の周りは池になっていて、見渡すと今は緑色の楓がたくさんありました。
うむ。
鑑真さんは多くを語らないタイプのようで、私は、自分のことをわかってほしくて、聞いて欲しくて、心の中で話しまくりました。
詳しくは恥ずかしいので明言しませんが、
とにかく私は
あれがしたい!
これがしたい!
こうしたい!
こうでありたい!
そのためにはこれがほしい!
あれがほしい!
子どもたちにこうしてあげたい!
欲にまみれた人間なんです。
駄目な人間なんです。
と正直に話しました。

御廟のぐるりを歩きながらお話していると、
鑑真さんが、
あの魚が見えるか
と言いました。
池に鯉がいました。
あの魚は
他から大きく見られたい
他から綺麗だと思われたい
他から強いと思われたい
と思って生きていると思うか?
いいえ。と答えました。
あの魚は、日々、季節と共に変わる水の冷たさを感じ生きておる。
水面に見える景色を感じ
ただ、今を生きておる。
お前は
人から幸せそうに思われたいのか。
自分が幸せだと感じたいのか。
自分が幸せだと感じたいです。
お前にとって欲とは何だ?
私が欲しいものは幸せになるための手段、ツールだと思っています。
ほぅ。ならば恥じることはない。
幸せになるために、それを認めなさい。
鑑真さんの言葉に、刺さっていた魚の骨みたいなのがスッととれて、清々しい爽快感に見舞われました。
そっか。
そっか。
そっか。
私が悪いと思ってたことは、駄目なことじゃなかったんや。
自分を否定する必要なんてなかったんや。
そうや、そうや、何でそんな大事なことに気づかんかったんやろう。
こんな風に生きていきたい!っていうのは生きていくのに大事な気持ちや。
そんなことに気付かせてもらえました。
鑑真さんに何度も何度もお礼を言いました。
鑑真さんの姿は最後まで見えなかったのだけれど、またおいでと言ってもらえました。
最後に金堂へ戻って、オルゴナイトにパワーを入れてもらいました。
それはもう、すごい強力なパワー
ポジティブにならないはずがありません。


お花も一段と輝いて見えました。
私だけが特別なわけでなく、どんな人にも分け隔てなく慈悲を下さるのが仏様です。
もちろん、神仏の言葉がわからないあなたにも。
いつか、皆さんと一緒にいける日がくるといいなと思います