原稿を書いている中で、今まさに書いている内容とリンクした出来事がまるで発掘されるかのように頻繁に起きて、ただただ驚愕する日々だった。
それはまるで大きな痛みを伴った「棚卸し」のような時間であった。
喪失や寛解、そんな運命と呼んでもいいとさえ思えるような時間の中で、過去に身を置き、ただひたすらに過去を紡いだ。
しかし過去を紡ぐ私は「今」を生きている。
そんな「今」の私が再度、引きちぎられるような痛みを感じながら紡いていた言葉たちはいつしか、その「痛み」と、徐々に分断されていくのも感じていた。
それはとても不思議な感覚だった。
過去に身を置きながら、過去の人々や関係性がまるでシステムのように見えてくる。
その中に身を置いて、懸命に「保とう」としている自分を含む全てがとてもシステマチックに見えてしまうのだ。
書き終えた時、私は倒れるように眠った。
この作品が世に出てから伝わることだから、あえて多くは書かない。
だけど私はやっと、「自分」という在り方を掴みかけている。
いや、がっしりと掴んだと言い切ってもいいのかもしれない。今は。
朝日が昇る前にレーズンパンを焼いて、シャインマスカットを7個とアイスコーヒーをベランダに持っていく。
そこで、昇る太陽を見ながらパンに齧りつく。
この時間の尊さ。私はこのように生きたかったのだ、という感覚。その全てに打ち震えている。
身体は正直だ。
立て続けに起きるパニック発作に加えて、耐え難いほどの頭痛に何度も病院に運ばれた。
自己陶酔の材料にされることへの拒否感は私をそのように蝕んだ。
いや、蝕んだのではなく、恐らく、教えてくれたのだ。
私は恐れながらも、一切から手を離し、ただ「自分」を生きた。
夜は公園を散歩した。
夏の夜の匂い。
月明かり。
土の匂い。
野良猫たちの集会に混じり、ただそこに「在る」。
深呼吸をして、ただ「在る」。
歩く。感じる。
それらが私を引き戻してくれた。
8月の中頃、ゆうちゃんと2人で奈良県にキャニオニングに行ったんだ。
夜明け前に出発して、窓から入る山の匂いを胸いっぱい吸い込んだ。
重いウェットスーツを着込んで、これでもかというほどの急斜面の山道を行く。山道には蛇やら虫がたくさんいた。
私はその全てを愛でた。
川の下流から上流へと、ただひたすら岩場を進む。
岩場の下に潜れば、太陽に照らされた魚たちが泳いでいる。
54歳の筋肉全てが悲鳴をあげる暇もないほどの過酷さだったが、最終地点の滝壺に到着した時、私はエメラルドグリーンに輝く滝壺を見て涙が止まらなかった。
その美しさにひれ伏した。
「そうだ、私はこのような世界に身を置いて、このようなことを体験して生きたかったのだ」
とはっきりわかった。
帰り道、ヒグラシの声が響く山道でまた泣いた。
ゆうちゃんはそんな私をほっといてくれるからとてもありがたかった。
表紙はゆうちゃんが手掛けてくれることになった。
まさかあの日、脱出してボロボロだった私がこのような書籍を書くことになるだなんて想像もしていなかった。
未来はわからないものだ。
だからこそ、「掴めた」と、この時点で言い切る。
言い切れる自分だから。
※一応、まだ「予定」の段階の表紙です。
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モラハラやDVにはめっぽう詳しいです。
不登校や親子関係などの共依存関係にも強いです。
行政や警察などへの対応なども詳しいと思います。
脱出後の1番苦しい時にも是非使ってくださいね。
私が1番辛かった時に欲した存在になるためにカウンセラーになりました。
2025年、1月から人生の棚卸しも手掛けることにしました。
※電話カウンセリングと対面カウンセリングのみ、3000円の値上げをしました。(2025年3月より)
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