脱出前の「まだ引き返せる」感は凄まじい。
モラハラ攻撃後の激しい嫌悪感なんてなんのその。
こんな人でもいい所もある、と胸が苦しくなる。
自分の一存で家族を崩壊させることへの激しい抵抗。
これが正解なのかどうかの確信がどうしても持てない。
つぶらな瞳の捨て猫を見捨てるような気持ちになる。
自分がやろうとしていることが、大罪人のような気がして。
まだ何かやれることがあるのではないか。
やれることというのはつまり、機嫌を伺ってモラハラ加害者の機嫌をコントロールすること。
コントロールして平和な日々を得られるかもしれないと信じていることへのしがみつき。
まだそのしがみつきを手放せない手放したくないから、手放さないでいい真っ当そうな理由を探してまでも連ねてしまう。
そしてこのしがみつきこそが、共依存。
あなたは共依存を手放したくないがためのもじもじを起こしているんだよ。
私はこの気持ちがとても良くわかる。
私の力でなんとかこの家族を維持したい気持ち。
なんだかんだで17年やってきた。
穏やかな瞬間もあった。
何より、子どもたちの父親なのだ。
そう思うと、途端に子どもたちから父親を奪う人間に思えてきて、上記の思考を繰り返した。
しかし私は今、思うのだ。
その穏やかだと感じていた瞬間は本当に穏やかだったのだろうか。
穏やかな時間とは、攻撃がこなかっただけの時間では無かったか。
単に攻撃されないだけのことを、平和だと認識していたことに気付くのだ。
いつ爆発して攻撃されるのかと怯える日々の中で生きていたら、人間って幸せの基準が低くなってしまうんだなぁって。
いつ攻撃されるかわからない状況で生きる、そのことの異常性は毎日のモラハラ攻撃の中に簡単に埋もれてしまう。日常だからね。すぐに当たり前になる。
いや、おかしいとは思ってるんだよ。
だからこそ恥ずべき恥部だと思っているから、リアル周囲には隠したりするけれど、その圧縮された苦痛は出口を求めてTwitterに書いたりする。
そのおかしさの共感者を求めて。
そしてモラハラ加害者の死を願うツィートをするのだ。
しかしいざ脱出を考えた瞬間、死を願ったはずのモラハラ加害者のことを不憫に思う。
死を願いながらも、自分で手を下すのは嫌なんだよね。事故やらなんやら、自分が手を下さない死を望んでるから。
それってある意味、傲慢だよね。
死を望みながら可哀想に思うなんて。
この思考はみっともないと個人的には思うよ。
ま、私もそうだったからこそそう思うんだけどさ。
そうしてもじもじを繰り返している中で、脱出が浮かんだことによるなんらかの影響があるかして、モラハラが激化することがあるんだ。
まだここで家族をしていたいけれど、それはどうしてもできない、そんな事態に直面する。
私の場合で言うと、起き上がれなくなった。
パニック発作が数分おきに襲ってきて、倒れて漏らしまくりであった。(夜用ナプキンつけてた)
その時倒れながら思ったんだよ。
自分の働きかけで何とかこの家族を維持させている、と思い込んでいたなぁって。
それはとても傲慢な思考だった、と。
私にできることなど何も無かったのだ、と。
単調なモラハラ攻撃に、あーでもないこーでもないと分析に次ぐ分析を重ねて、マシになっただ、こうすればいいのか!と気付きもどきを繰り返して色付けしていたのは自分だったんだ、と。
それはどうしようもないほどの絶望感を伴った気づきだった。
モラハラカウンセラーをしていると、脱出に立ち会うことも多い。
脱出を無事遂げても、ここからが本番の苦しい時間が訪れる。
しかしそれを乗り越えたモラハラ被害者たちは皆、同じ言葉を口にするのだ。
「何であんなに脱出を迷っていたのだろう」
私はこの言葉がモラハラ被害者から出た時に、共依存からの卒業を感じる。
胸を撫で下ろす瞬間だ。
手放さないと得られない世界がある。
それは、モラハラ被害者とモラハラ加害者双方に言えること。
セットでいるから起きる現象だからだ。
私はずっとここにいて、あなたの口からその言葉が出る日を楽しみにしている。
その言葉を肴にして美味しい酒を酌み交わせる日を心待ちにしているよ。
モラハラカウンセリングメニュー
■電話相談■
1時間 5000円
(延長10分ごと 1000円)
■メール相談■
5往復 5000円
(追加1往復ごと 1000円)
■対面カウンセリング■
1時間 5000円
(事前に2往復のメールのやりとりあり)
(一度お電話でカウンセリングの確認をさせていただきます)
(交通費別途お支払いいただきます)
(関西圏以外ではお断りさせていただくこともございます)
モラハラやDVにはめっぽう詳しいです。
反抗期や親子関係などにも強いです。
行政や警察などへの対応なども詳しいと思います。
脱出後の1番苦しい時にも是非使ってね。
私、それ経験してるからきっとあなたの気持ちに寄り添えるよ。
umechobin@yahoo.co.jp
①件名に「モラハラカウンセリング希望」と書いてください。
②お名前、年齢、お子さんの人数と年齢。
③ご住所(都道府県だけでいいです)
④電話番号
(ご連絡可能な時間も書いてください)
⑤今のお悩み、出来る限り詳細に書いてください。
⑥電話相談か、メール相談か、対面か、どれをご希望か書いてください。
※対面カウンセリングの場合のみ、事前にお電話で確認させていただきます。