モラハラは共依存と切っても切れない関係だ。
モラハラ被害者は共依存だと言い切ってもいいと私は個人的には思っている。
共依存についてはモラハラほど多くはないが、そこそこ数の記事を書いてきている。
良かったら遡って読んでもらえると助かります。
(多すぎて探すの諦めた)
よく聞かれる。
「共依存って何?」って。
今あなたが手にしている携帯でぐぐってみてね。
たくさん出てくるよ。
文字は「共に依存しあう」みたいな風になっていて、実際その側面もあるから伝えるのはとても難しいのだけど、私は私なりの解釈があるんだ。
あなたの周りにもいないかな?
いつも自分ではない誰かのことで悩んでいる人。
いつも自分ではない誰かの問題を解決しようとしている人。
自分ではない誰かの問題が自分の問題になってしまっている人。
自分の歪みを直視できなくて、誰かを歪んでいることにして、その歪みを正すことが使命みたいになってる人。
誰かの問題をわざわざ作り出してまで、問題を解決したがる人。
境界線が無くなっているんだ。
自分と他人との境界線。
境界線が無いから、誰かが乗り越えるべき誰かがしっかり対峙すべき問題に首を突っ込んでしまう。
相手からたとえ助けなどいらないと拒絶されても、共依存者は執拗に自分の助けが必要であることにするための理由づけを始めてしまう。
恐ろしいのは、拒絶したほうがおかしいのだと本気で思い込み、拒絶した人間を諭し始めたりもするほど、共依存状態にあるとこういったトラブルが絶えなくなる。
しかしどれだけ共依存のことを説明したって、今まさに共依存の中にいるモラハラ被害者の方々が辛くなるばかり。
だから今日は、共依存て結局何でなるの?
それって改善可能なん?
てことを、かつてバリッバリの共依存だった私独自の言葉や視点で書いていこうと思う。
ついでに改善されることもあるんやで的な幸せな展望も渡せたら。
あ、でも簡単ではないよ。
そんなあっさりと改善されるものならモラハラ自体が存在しないかも、ぐらいのことだし。
じゃあまず、なんで共依存という状態に陥るのだろうか。
それは
「母親が共依存だった」これである。
関係の持ち方、どんな時にどんな発想でどんな言葉を発するか、そうしたことを子どもは養育者から学ぶ。
これは良いとか悪いなどといった善悪は全く関係なく、日本語圏で日本語を使うようになることと似ている。日本語を覚えようとはしてないよね?
自然に吸収する。
モラハラを模倣するようになるのも同じ理屈だ。
それは自動的に行われるため、部分として意識できない。
そして血と肉になる。
どこからがおかしくておかしくないかを部分で分けられない。この歪みに気付ける機会があるとしたら、それがモラハラだったりするんだ。
過干渉な母親はだいたい共依存だよ。
私は常日頃、共依存て何?と聞かれたら
「人間関係を支配しコントロールすることに中毒している人」って言う。
関係性に中毒しているから、「母親として」という隠れ蓑でさもいいことをしているつもりで延々と子どもを支配コントロールして干渉する。
そのうち子どもも羽根をもがれた鳥のようになり、母親からの干渉を煩わしいと思いながらも離れられなくなる。
そんな時の共依存の母親は常に主語が無い。
「昨日は全部食べたんです」
「昨日はよく寝たんです」
このように話すことが多い。
誰が?と聞かれて、子どもがです、といった具合だ。
子どもが良い方向に行くように、と心から願って
子どもの自慰の回数を把握している母親もいたよ。
ティッシュの数を数えて
「もう少し回数を減らしなさい。多すぎると身体に悪いから」と。
あなたのためを思って、ってね。
これ極端な例ではないからね。
露ほども自分の歪みに気付けないの。
子どもが拒絶したら、拒絶した子どもが歪んでいるんだわ!と息子を精神科に連れて行ったりもするの。
先生がどれだけお子さんに話しかけても、喋るのは共依存のお母さんだけでね。
主語もなく。
そんな感じ。
だから、子どもへの干渉をやめるよう言われても激怒したりしがち。
この子には私が必要なんです!って、何が何でもその役目から降りない。
その役目であるための理論を展開しだす始末。
ここまでの極端な例以外でも共依存の母親に養育されたことによる模倣は脈々と続く。
これが夫婦間で起きているのがモラハラ。
表面上は全然違うけどね。
どうにか自分の働きかけで、モラハラ加害者の機嫌をコントロールしようとすることに中毒している。
中毒しているから寝ても覚めても延々と、どうすれば平和になれるかだけを考えている。
自分の行動言動いかんで、なんとかなると信じているから、色々と試す。それはコントロールに過ぎない。
しかもその発想は、モラハラ加害者の舌打ちやドアバンでコントロールされた結果の洗脳状態だ。
そしてたまーに、成功したかに思える。
私の努力でモラハラが最小限に抑えられたような体験を繰り返して、それを成功と認識してしまう。
それを繰り返していると10年単位で逃げ遅れることとなる。
モラハラは大抵、激化の一途を辿るので限界がくるのが子どもが思春期というわけだ。
モラハラの場合、攻撃があるので苦痛が伴う。
だけれどもそれを手離そうとしたら壮絶な拒否感覚に襲われる。
見捨てるような、悪いことをするような。
自身が精神の病気になるほど追い詰められているのに、その原因がモラハラ加害者だとはっきり認識しているのに、ここから逃げることが最善だとわかっているのに、いざ動こうとしたらモラハラ加害者が可哀想に思えてきてしまう。
可哀想なのは自分なのにね。
あんな人でもいいところがある、とかね。
これがモラハラにおける共依存の在り方。
モラハラ自体による洗脳で、後天的な共依存もありえる。
改善するためにはね、離れるしかない。
中毒だから酷く辛くなるよ。
禁断症状みたく、我慢しなきゃならない。
けれどあなたが本気でモラハラから脱したいなら、モラハラ加害者から離れることは避けて通れない。
一緒に生活しながらモラハラを防ぐことはできないから。できたように思えるものは錯覚に過ぎない。
一緒にいること自体がモラハラを成立させるわけだから。
本当にモラハラ加害者を可哀想に思うなら、もうモラハラをさせてはいけないんだよ。
まがりなりにも愛して結婚したはずのモラハラ加害者。そんなモラハラ加害者にこれ以上、DVさせてはいけないんだよ。
私は見捨てる愛があると思っている。
モラハラ加害者にいいところが1つでもあれば、あなたは攻撃を受け続けるべきなの?
違うでしょう。
小手先の認識いじりに思われても仕方ないけど、脱出することでモラハラ加害者はこれ以上のDV行為をせずに済む、そのことだけでもわかっていてほしい。
そして共依存関係にあったものから離れたら、しばらく(人によって期間はまちまち)は苦しい時間を過ごす。
あまりにも長く、モラハラ環境が当たり前だったからね。
寂しい思いをしているんじゃないか、などと胸を締め付けられることと思う。戻りたくなるのもこの時期。
モラハラ加害者も弁護士を通じて泣いて戻ってくるように言ってきたり、待ち伏せされたりもあるかもしれない。
その度に胸は締め付けられる。
可哀想になる。
でもそれ、ハネムーン期なだけだからね。
或いはその泣き落としに弱いと思われている。
ここを戻らずに過ぎることができたら、次に支配の無い世界の呼吸の楽さをたまに感じるようになってくる。
時間を気にせずにいられる、そのことがあなたを深呼吸させる。
したいことをしよう。
笑いたい時に笑おう。
それができる、私は自由だと思うたびに毎回感動するようになる。
そうなればモラハラの鎖はボロボロと崩れ落ちていく。
だけど、共依存体質が改善されたわけではない。
モラハラ加害者から子どもにスライドしてがっつり共依存してしまうことも多々ある。
そんな時、こう考えてみてほしい。
「それは誰の問題?誰が解決するべき問題?」
子どもがよそ様に迷惑かけて、これは子どもの問題だから私とは関係ないとかはやらないでね。
保護者責任と共依存をごっちゃにはしないでね。
そしてそれぐらいは自分で考えてほしい。
だって正解なんてないし、人の数だけの正解があると思うし、そもそも自分で死ぬほど考えて導き出すものだから。
私は何よりも、あなたに自分の人生を生きてほしいんだ。
自分を主語にして、自分を生きる。
子どもの人生と自分の人生に線を引くんだ。
子どもが子どもの人生を歩めるように信頼して解き放つんだ。
歪み切った関係が長かったら、子どもは羽根をもがれているかもしれない。
そんな時こそ、あなたがあなたの人生を楽しそうに生きることが子どもの糧になると私は信じている。
今日書いた糞長いこの言葉たちが曲解されないことを願いながら、アップする。
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モラハラやDVにはめっぽう詳しいです。
反抗期や親子関係などにも強いです。
行政や警察などへの対応なども詳しいと思います。
脱出後の1番苦しい時にも是非使ってね。
私、それ経験してるからきっとあなたの気持ちに寄り添えるよ。
umechobin@yahoo.co.jp
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