「話し合いにならない」ということの意味が、なかなか一般的なご家庭の方に通じない部分がここにある。
「話し合いにならない」なんて、同じ日本語を話し、人間同士の関わりの中で離婚を理由を添えて話しても全く会話が成り立たないということが本当に理解されにくい。
モラハラ被害者は周囲からも孤立しがちだ。
モラハラ加害者から日常的に「お前はおかしい」と十数年言われてきているため、理解が無いことには慣れてはいるがとても飢えている。
今度はその一般的な感覚を持つ人に理解してもらおうと、もうこれ以上否定されたくないと躍起になってしまうのだ。
一般的な感覚をもつ人は無闇やたらに怒鳴ったり怒らないからね。
けれどそれは徒労に終わることが多い。
なぜなら、暴力を受けていないから。
さすがに暴力を受けていると告白したら、どんな人もすぐに「大変だ!」と認識する。
だがモラハラという現象自体、精神的DVであるため、目に見えないものは理解されにくい。
「旦那さん、機嫌悪かっただけだよ」
「考えすぎなんじゃない?」
「ガツンと言ってやんなよ」
「考えすぎないようにね」
「恐がりすぎじゃない?」
疲弊し、やっとの思いで告白した私は上記の言葉をこれまでたくさん聞いた。
その度に、やっぱり私が考えすぎなのかもしれない、やっぱり私がおかしいのかもしれないとうなだれてた。
全く恨んでないよ。
私だって対話できる相手と幸せに生きていたら、きっとわからなかったろうから。思い遣りからきているのわかってるし。
なのでそれが存在しない関わりの中で生きている一般的な方々に理解されることはほぼほぼ無い。ということを理解していないといけない。
それを理解していないと傷がより深くなり5年単位で脱出が遅れる。
理解されることを諦めるのは被害者は得意だから、そこは頑張って理解しよう。
理解されることに固執しているなぁと自覚しよう。
あまりに日常的に理解されなきゃ誰でもそうなる。
問題はその先。
モラハラ加害者との「対話にならなさ」をちゃんと録音しよう。
毎日の会話を日記でもアメブロでもいいから記録し続けよう。
実際私はこのブログを弁護士に提出した。
あなたが離婚を決意したなら。
モラハラDV離婚に強い弁護士と、DV被害者の心を支えてくれる専門家を探そう。
あなたのぬかるんだ足元に広がる悲しい現実を変えていこう。その一歩を踏み出そう。