久しぶりに花田少年史DVDを見ました。
何度見ても、涙と鼻水でジュルジュルになってしまいます。
今日見たのは、クリスマスの夜にお父さんが亡くなってしまった少年のお話しと
お子さんを亡くしたお母さんのお話の2話。
花田少年史の中でも特に好きなお話です。
悲しいだけではないのね。
見てない方は是非一度見てもらいたいです。
大切な人を失うということをまざまざと見せ付けられる作品です。
今ある愚痴が、その限りある幸せがあるからこそ成り立っていることを
思い知らされます。
時代背景は昭和30年代ぐらいだと思います。
主人公は花田一路という9歳の少年。
交通事故に逢い、霊能力を持ってしまう。
その日から望みもしないのに、霊たちにお願いばかりされる一路。
ある日、見知らぬおじさんに紙袋に入ったプレゼントを少年に渡すように頼まれてしまう。
何度も捨てようとするのに、なぜか自分の元に帰ってくる紙袋。
仕方なしに、その紙袋を言われた少年に渡しに行くと
酷い対応で追い返されてしまう。
紙袋の呪縛から逃れたい一路は何度もアタック。
無理やりにでも渡して去ろうとしたとき、紙袋が裂けて中身が道に落ちてしまう。
紙袋の中身は、その少年の名前入りのグローブだった。
「霊など一切信じない」と言い切る少年だけど
ぽつぽつと一路に話し出した。
幼い頃から欲しかったグローブ。
毎年、クリスマスには布団の中でサンタさんに祈るほど欲しかったグローブ。
ある年のクリスマスの朝、靴下に入っていたのは
まんじゅう。
葬式のときに配られるまんじゅう。
半分に切られたまんじゅう。
その半分は幼い妹の靴下の中。
その時に、サンタが親だったことを悟ってしまった男の子。
悲しかったのは、サンタが親だったということではなく
葬式まんじゅうをプレゼントにするほどの貧乏さだった、と。
サンタはタダではなかったと知った少年は
その日からグローブをお願いすることをやめた。
小学校6年のクリスマスの日。
その日は野球の試合があり、その試合で最優秀選手に選ばれれば
監督からグローブをもらえるという情報を聞きつけた少年は
毎日練習をした。
タダでグローブがもらえるチャンスだし、なんとなく自分が選ばれるような気がしていた。
試合当日、おばあちゃんの具合が悪くなり
母親が病院に付き添ったため
家のそば屋の店番をすることとなった。
その日は恐ろしいぐらいに暇で
こんなことなら試合に行けば良かったと悶々としているとき
父が配達から帰ってきた。
浮かぬ顔で店番をする少年に
「暇だから野球でもしてきたらどうだ?」と声を掛けるも
少年はイラついていて
「今から行ったって無駄なんだ!」と怒鳴ってしまう。
父親は少年の読んでいた本を取り上げて
「いいから、かっとばしてこい」と優しく声をかける。
少年にもそれが父親の優しさだと思っているのに
その父親の能天気さと、幼い頃から奉公に出ていて
娯楽を一切知らない父親の疎さと
今から行っても遅いということへの怒りが爆発してしまい
「お父さん、野球のことなんて何にも知らないくせに!
お父さんなんて大嫌いだ!死んでしまえばいいんだ!」
と怒鳴って家を飛び出してしまった。
帰ると父親の姿はなく、運良く近所の方からもらったクリスマスケーキを囲んで
皆で父親の帰りを待っていた。
次の日のクリスマスの朝、自転車ごと橋から落ちて川の中で冷たくなっている父親が発見された。
少年はその日から自分を責め続けた。
そして一年後の今、自分の手の中に自分の名前入りのグローブが。
「それでもオレは霊なんて信じない」
という少年は、一路と二人で包み紙に書いてあったスポーツ用品店に行ってみることにした。
そこの店主はそのことをよく覚えていた。
「何年も前から、何度も何度もそのグローブを見に来ていましたよ。
息子に買うんだーって。
そしてキャッチボールをするんだってね。
したことないけど出来るかなと言ってたから
キャッチボールしたことないのはお客さんぐらいだから、早くしたほうがいいよって
言ったんですよ(笑)」
「…それ、僕の父さんです。」
少年はポロポロと涙を流して答えた。
「これは父さんが僕にくれたものに違いないけど、
死んだ父さんが一路君に僕に渡すように
頼んできたってのかい?」
「だから最初からそう言ってんだろー!」
それでもまだ腑に落ちない様子の少年は父親が亡くなった橋にきた。
「ねえ、一路くん。
僕は霊とか幽霊を信じないけど父さんに会いたいよ…。
夢でもいいから会いたいんだ。
僕はグローブがずっと欲しかった!
だけど、父さんの命と引き換えに欲しいわけじゃ無かったんだ!
父さんがいれば欲しいものなんて何も無かったんだ!!」
と、グローブに顔をうずめて号泣してしまった。
そのとき、
父親が橋に立っていた。
走り寄り、思いっきり抱きついて
「父さんを失ってまでグローブが欲しいわけじゃなかったんだ!
あんなことを言ってしまったけど、僕は父さんが大好きなんだ!」
と伝えると
「知ってるよ。
お前なんて、生まれたときから父さんのことが大好きじゃないか(笑)」
と優しく答えてくれた。
最初で最後の一球だけのキャッチボールをして
父親は消えてしまった。
少年に付き合った一路はその後、遅くに帰宅し家族にすごく怒られたり
ケーキを食べそこねたりするわけだけど
そのやりとりも最高にいい。
とりあえず、もしお時間のある方は
http://www.vap.co.jp/hanada/main_s.html ←花田少年史のサイト。
ここのダイジェストを見てくださいね。
是非とも漫画で読んでもらいたいところだけど
アニメのDVDも相当な出来栄えです。
実写の映画はイメージも話しも全く違ってしまっているので
感動しません。
オススメはアニメDVDと原作の漫画本です。
あらすじを知っていても胸に迫るものがあります。
もし見たかたなどいらっしゃったらお話ししたいです。
長々とすみませんでした。
良かったら一日一回1クリックして頂けると嬉しいです。
