退院して少し落ち着いてきましたので、出産レポを書きたいと思います。
39w2dよりおしるしが始まり、39w3dより前駆陣痛が毎日平均6時間ぐらい、早朝から午前中にかけて続きました。
前駆陣痛は、おへその周辺部分に生理痛のような痛みと腰痛でしたが、不規則な間隔で午後にはほぼその痛みもなくなっていました。
しかし39w6dの出産当日の早朝、骨盤が左右に引き裂かれるような非常に鋭い痛みに被われ、その痛みが起こる間隔もほぼ規則的になってきたことから、これは間違いなく本陣痛だと本能的に感じ取り、1時間ぐらい経過した時点で病院へ電話しとりあえず行ってみることにしました。
時間にして早朝6:15頃。
その日はフィンランドらしい天候の吹雪の真っ只中。それまでは春を感じる陽気だったのが、一転して冬に逆戻りしたような天気。なんだか産気づくような気がしていました。
その吹雪の中、夫の運転で病院へ向かい到着したのが、だいたい7:30頃。
当直の助産師にてNSTを受け子宮口の大きさを確認したところ、4cm開いているとのこと。
すぐさま入院となりました。
病院から入院に必要な着替えが全て提供され、それに着替えて陣痛および分娩室に通されました。
その間ももちろん陣痛は続いていたのですが、そのときはまだそんなに苦しいと感じるほどではありませんでした。
着替えてその部屋で暫く過ごすようにと言われ、夫と供にソワソワしながら過ごしていました。
朝早かったため、何か朝食らしきものを食べるかと聞かれ、何が出てくるかと思ったら、ヨーグルトだけ!
聞いてみれば、流動食らしきものしか食べてはいけない、と言われ、持参したおにぎりやお菓子類がすっかり無駄になってしまいました。
というかヨーグルトしか食べないであの陣痛と分娩を乗り越え!というのがその時、無謀な気がしてなりませんでした。
そんな残念な結果にがっくりしながら一方で陣痛の波が少しずつ強くなるのを感じていました。
その陣痛を少しでも和らぐ方法として、シャワーや入浴(大きなお風呂が設置されていました)、マッサージなどを行いました。
私の傍らで見守ってくれていた夫もマッサージは自分も手伝うと言い、この先分娩が終わるまで彼のマッサージ無しには陣痛を乗り越えることはできませんでした。
お昼頃になり、助産師が再び子宮口の確認にやってきたところ、5.8cm開口していました。
このチェックを境に、どんどんと陣痛の波が強くなり間隔も狭まってきました。
そこで以前から希望していた笑気ガスの使用を申し出てやってみたところ、最初はなんとなく痛みが和らいでいる程度でしたが、30分ぐらいするとこれ無しには耐えられない痛みになっていました。
笑気ガスは、陣痛の波が来る!という予兆を感じた瞬間にすぐに吸気することがポイントと教わりました。もしそのタイミングを逃すともうガスを吸気する意味が全くなくなり、マスクを放って陣痛の痛みと戦うしかありませんでした!
ちなみに夫も初めてこのガスを目の前にしたもんだから、ちょっと吸気したみたい、と言い出しやってみたところ、普通の酸素じゃないのか?というほど何も特別な感覚はなかったと言ってました。
そりゃ陣痛が来ない人が吸気しても、あまり違いが分からないんじゃないかと。
そして午後3時近くになり再び子宮口を確認したところ、8cmまで開口しているので、このままいけばあと数時間で産まれるぐらいのペースだ、と言われ、嬉しいんだか辛いんだか複雑な気持ちになったのを覚えています。
これぐらいの状況になると、いよいよ待ちに待った麻酔注入そして無痛分娩が出来る!と思いこの段階で申請しました。
細長~~~~~い針のついた注射器を持った麻酔科医がやってきて、ブツブツ言いながら準備していました。そして「私は麻酔科医のナントカです。今から陰部と背中に麻酔を打ちます」みたいなことを言ってから始めたようですが、もう自己紹介なんていいから早く打ってちょうだい!的なことを私は発していたようです(夫談)。
陰部から先に麻酔をし、その後の陣痛に耐えられるか様子を見てから背中の麻酔を入れるとのことでしたが、陰部の麻酔は効かず大きな陣痛の波がドドッと押し寄せてきたので、大きなうなり声を上げてしまいました!
次に背中への麻酔を注入しようとしたところ、まず猫背のポーズを取るように言われましたが、陣痛の痛さで上手くこのポーズが取れず、中々注入できないとのこと。
何度も言われていたようですが、もう痛みに耐えきれないところまできているのに猫背ポーズなんて出来ない!
そうこうしているうちに我が胎児はどんどん子宮口に向かってきていたようで、残念ながら無痛分娩の夢は敗れたり。結局麻酔の注入が遅れ、このまま自然分娩してください!状況になりました。
と、決まった途端、麻酔科医やら数人の助産師などがさっさと後片付けをして退室した気配を感じたので、まさか夫2人で出産するんじゃなかろうか、と不安になり、「助産師さん、分娩手伝ってくれるんですよね?」と馬鹿な質問をした私。
助産師さん「それが私の仕事ですから」と笑いながら分娩準備をしてました。
人間テンパると何を言い出すかわからないことがよくわかりました。
この時点で子宮口全開となり、いよいよ分娩第2期へ突入です。
それは次回に続きます。