前回のブログを書いた翌日の夜、なんだかだるいし関節は痛むし少し寒気がするなーと思って熱を計ったら、37度。

そして左乳房の下辺りがヒリヒリして、まさかこれがウワサの乳腺炎?!


病院からもらった乳腺炎の症状を読んでみると、ほぼ間違いなくこれに当てはまる項目ばかり。

とりあえずその夜はパナドール(鎮痛剤)を服用して"jyvä"というフィンランドの温湿布のような効能があるものを炎症部分にあてて寝ることに。

この日の夜間母乳は1回休みを設けて、その他は通常の時間に母乳を与えました。


因みに炎症部分を「冷やす」か「温める」かに分かれるようですが、色々調べてみるとこの乳腺炎は母乳(血液)の詰まりが原因で炎症するらしいので、その詰まりを解消するには温めて母乳(血液)の流れを良くすることが必要なのかな、と考えて、温湿布にしてみました。


翌朝、幸いに熱も下がり炎症部分の痛みも少しひいてきたので、ひとまず一安心。


でも炎症部分は完治していないし、その病院からもらった乳腺炎の情報の中には抗生物質を服用して炎症を抑える、ということが書かれていたので、念のために1日3錠服用することに。


そして現在発熱から2日ほど経ち、炎症部分は温湿布と抗生物質でほぼ完治しました。




乳腺炎、ウワサには聞いていたけど、こんなに簡単になってしまうなんて!

入院中に簡単に説明されて治療法も教えてくれたけど、原因がよくわからなかった。

調べてみると一番の原因は、母乳間隔が空いてしまうこと、だそう。


そういえば、先日義父の家へ行った際に、6時間ぐらい母乳も搾乳もせずに放ったらかしにしたなー。恐らくこれが原因かな。

これに加えて最近の育児疲れも原因の一つみたい。


しこりや頭痛などの症状はなく且つ熱も37度止まりで一晩で下がってくれたので、今回は初期症状で治まり何よりでした。


しかしこの乳腺炎、クセもので何度も繰り返し発生するらしい。。

ということは母乳が出る間は、母乳間隔を空けないようにしなければならないということだなー。そりゃそれでストレスだわ。

育児疲れをしないように、なんていうのは到底ムリなので、母乳間隔だけは気をつけなければ!


最近、息子は4時間ぐらい熟睡することがあるので、その場合は搾乳器で3時間キッチリで搾乳することにしました。



もし日本で乳腺炎になってしまったら、母乳外来へ駆け込めば助産師さんのゴットハンドでおっぱいマッサージしてくれるようですが、ここフィンランドではそんな治療はないんですよ。

まずは母乳を常に空にして母乳の位置(赤ちゃんの咥える位置)を変えてみる。そしてマッサージ、温湿布そしてシャワーなどで炎症部分を温めて、鎮痛剤と抗生物質で治療してみる。

それでも数日間治らなければ、そこで初めて病院へ診察に来なさい、という。

こういうところのケアは、断然日本の方が良いですね。
福祉社会といえども、全てのケアが手厚いわけではないんですね。


ホント、今回は軽症で済んでよかったヨカッタ!

喜んでる場合ではなく、母乳間隔だけは気をつけておかなければ!


ということで、新米ママさんたちへ、母乳間隔に気をつけて育児疲れで乳腺炎になりませんように気をつけてくださいね。







産後20日ほど経ちました。

この20日間は怒濤の毎日で何をやったのか、どんな生活をしていたのか、ダイアリーなどに書き込んでいかないと忘れるほどの忙しさです。

でも、息子の授乳中の顔や寝顔を見るたびに食べたくなるほどの愛おしさに狂っているので!疲労困憊でもなんとか乗り切れています。

さて、育児生活のトピック別に書いていきます。

<授乳>
退院直後に一番不安で困ったことは、この授乳に関することでした。

入院中はさすがに全く出ず、お局看護師さんから「母乳が出ないと退院できないわよ!」と監視されているかのごとく、毎日息子の体重を計り「退院は明日か明後日ね」と言われていました。

でも自宅に戻って試しに手で絞ってみたら、ぴゅしゅーと勢いよく母乳が出てきました。
ストレスで母乳が出ないことはよくあること!

量は大したことないので混合授乳ですが、はて、母乳は一体どれぐらい出ているのだろうか。

手動搾乳器を購入して授乳の前後どちらかに絞ると、早朝はかなり出るのですが、日中は大して出ず。授乳した後はほぼゼロ。

息子が飲んでいる量と搾乳量は同値ではない、と保健師さんからも言われていたので、あまり気にすることはないかなと思い、さらに毎回体重計で息子を計るのも面倒なので、結局母乳量は気にしないことにしました。

ただ一時は、1回当たり何mlずつあげるのか、3時間おきとか良くいうけど3時間経っても起きない時はどうか、など色々考えましたが、最近自然に3時間おきに起きてきて、たまに起きないときは暫く様子みて4時間以上になりそうなときは起こすようにしました。

今のところ、乳首の損傷や乳腺炎の疑いなどはないので根気よく母乳を吸わせてます。


<授乳後のゲップ>
最近の目下の悩みは、これ。

肩に息子を乗せて飲み込んだ空気を出させようとするのですが、私も息子もまだよくコツを掴んでないようで、暫くこれを繰り返し落ち着いたかなと思ってベットに横に寝かせて暫くすると、息子がミルクをダラリと出す始末。

ひどいと毎回これを繰り返して防水シートを汚すハメに。

この解決方法は、経験を積むしかないのかなぁと思ってますが。
毎回肩に息子を乗せる動作が段々辛くなってきて、ここ数日では腱鞘炎らしきものが訪れています。

昔は、仕事でパソコンの使いすぎで一種の職業病だった腱鞘炎。
今は、育児病?!の腱鞘炎。

嬉しいんだか悲しいんだか・・・。


<夜中のお世話>
夜中の授乳およびおむつ替えは、朝型の私と夜型の夫でシフト制で!?やっています。

一時期、夫があまりにも疲労困憊の私を見て数日間だけ睡眠時間を通常の6-7時間ぐらい取るようにと一晩中寝かせてくれたのですが、やはり息子からすると夜に母乳がないのは寂しいようで、翌日の午前中は数時間に渡り母乳と哺乳瓶での授乳をせがまれました。

それ以降はこのシフト制にして、今のところ順調にいっています。


<睡眠場所>
当初別室にしていたのですが夜泣きが激しいので、今はフィンランド政府から贈られてきたマタニティーボックスの中に息子を入れて、それを我が夫婦の寝室に置き一緒の空間で寝ています。これはフィンランドではごく普通のようで、意外にも別室環境はもう少し経ってからのようです(フランス辺りだと新生児から別室で添い寝などもないようです)。
これも今のところ上手くいっています。

添い乳もしくは普通に授乳した後にこのボックスに入れると大概は寝てくれますが、たまに眠りが浅いのかボックスに入れた瞬間にギャン泣きすることもあり、その場合は添い乳からやり直しになることも。。

添い乳は入院の際に初めてやった体勢で、息子はすぐに乳首をくわえることができ、難なく吸えて、私も疲れているときはこの体勢が一番ラクで一緒に寝てしまうこともありますが、お互いにとってもやりやすい体勢ではあるようです。

あまり長時間に渡ってはできませんが、数十分ぐらいなら夫がそれを見守ってくれていますし(私の体勢が息子に影響しないように)。


<外出>
近日中に産後初の外来検診があるので初の外出!と言いたいところですが、実は産後1週間ぐらいの時にもう既に近くのスーパーへ車で行きました。

チャイルドシートに乗せて、店内ではそのシートごとベビーカー(日本と同じ折り畳み式のもの)に乗せてそれを押して行きました。

あとはレジで会計を済ますだけ、というときにギャン泣きされ、持参したミルクをスーパーの隣にあるカフェのマイクロウェーブで温めて飲ませ、なんとか無事に家に戻ってきました。

こう書くと大したことではないのですが、当時はいきなり公共の場で泣かれてどうしたもんかとアタフタした我が夫婦。

育児の道はまだまだ始まったばかりですね~。

それ以降は大人しくしていて、近くの公園や森まで散歩しても大丈夫なようになりました。

ここでは車での移動が主な交通手段なので、移動中にどこにマイクロウェーブがあるカフェがあるかなどの情報をこれから調べておく必要がありそうです。


というわけで、育児初級コースのスタート生活でした。







前回の続きで今回は分娩第2期のレポです。


子宮口全開になり、いよいよ出産のクライマックス!となった途端、もういきまずにはいられず、すぐさま「いきんで良いですか?」の質問を何度も叫んだ私。


陣痛が数分ごとに来た瞬間に、さあいきむぞ!と陣痛の「波」に乗るよう出産体勢を仰向けにし、両手を左右それぞれベットの端に伸ばしてみたところ、なんとベッドの手すりや冊が全くないタイプのベッドだったので(それまでそれに気づかない私もなんですが)、この第2期の間、ずっと夫の腕をいきみ棒としてしがみつき、そして夫はそれを逆方向へ引っ張るという2人共同作業状態!

昔、小学校にうんてい(雲梯)という運動器具がありましたが、私は正にそれにしがみついている感じ。

夫は重量挙げ選手のようにその雲梯(彼の腕)を持ち上げている感じ。

普通、夫の立ち会い分娩というと、汗を拭くとか水分補給のサポートとかですが、我が家の場合は分娩協力作業者みたいな立場でした!


そしてこの分娩第2期の時点で担当してくれた助産師さんが、上手く勇気づけてくれる人で「acmari、あともう少しで頭が出てくるよ!ワンプッシュ!!そうそうあともう一つ長いプッシュ!!」などと声を掛けながら分娩を誘導してくれたお陰もあって、この子宮口全開から約20分で我が子が産まれました。

だいたい1-2分ごとの陣痛の波ごとに3プッシュ。それを4-5回ぐらいやったような。

我が子の頭部が全部出た時点で助産師さんが
「頭出てきてるから触ってみて」
と言われ、最初は戸惑いましたが(自分のオマタから人間の頭が出ている状態を触るなんて!)、恐る恐る触ってみると生暖かい頭に少し髪の毛が生えている状態でした。

夫も感極まってか「息子が出てきたよー!!」と高調しながら息子の頭を撫でてました。


そして「生きてますか?」
とまたもや馬鹿な質問をした私。

助産師さん「もちろん!赤ちゃんはへその緒を通して呼吸しているから、大丈夫よ」と。

・・・今思えば、どこまでテンパっていたのか、どこまで馬鹿なんだか、もう恥ずかしいの一言です・・・・。


そして最後のワンプッシュで全身がスルリン。「オギャー」と我が子が産声を上げました。


この時点ですぐにカンガルケアーでした。
ここの大学病院での(フィンランド国内での?!)カンガルケアーは、母子ともに何も異常がなければ出産後約6時間の間、母子そして父子との肌のふれ合いを行います。

我が家の場合はまず母子で行い、その後私がシャワーを浴びている間に父子と行い、最後に部屋を移動して回復室(入院中の病室)にて再び母子と2時間ほど行いました。

そういえばこのケアーをしている最中に夫と息子の3人で写真を撮ろうとしたところ、いきなり助産師さんが会陰部分を縫合始め(分娩中、破けたことは一切気づかず)、私はムンクの叫びのような顔に、息子は産声でギャーギャーと泣き、笑顔でカメラ目線で写っていたのは唯一夫1人という写真ができあがりました。

というか助産師さん、この時は何も言わずにチクチク縫い始めてるので、せめて一言ぐらい言ってちょうだいな。会陰縫合だって心の準備が必要ですから。


その後夫がへその緒を切り(かなり堅かったようで)、出産後約15分後に胎盤が出て来て、これで無事に全ての分娩を終えました。

分娩後は、簡単にシャワーを浴び、その後軽食らしきもの(サンドウィッチだったかな)とシャンパンに見立てたアップルサイダー(だったような)がシャンパングラスに入って運ばれてきて、夫婦で命の誕生をお祝いしました。

その時にやや立ちくらみを感じましたが、その後移動した回復室ではもうその症状は治まっていました。




ということで予想以上に我が子が早く降りてきてくれたお陰で、入院から8時間強で無事に分娩を終えました。


そして心配された右腎臓の良性腫も分娩中、全く異常なく、産後2週間ほど経過した現在でも自覚症状なども現れていないので、心底ホッとしました。

ただ、エコー検査などの定期検診は必要なので、今月中には検査を受ける予定です。



ひとことで言えば今回の分娩は、我が息子の意志がものすごく大きかったようで、彼の産まれたいというパワーに誘導されて私たち夫婦がそれを後押しして私の産道を通ってきてくれたように感じます。


陣痛に関して言えば、もう「拷問」のひとこと!
これを和らげる一番の方法は、私的には笑気ガスと音楽でした。ガスは子宮口5cm開口以降から徐々に吸気していき、願わくば硬膜外麻酔を背中に注入するのが効果的だと思います。ガス吸気のタイミングさえ合えば、子宮口全開までこのガスでいけるかもしれません。

そして良い陣痛がついてくれたお陰で、ひとつの陣痛に対して無駄ないきみや、逆にいきみ忘れや失敗がなく、正に陣痛の波に「乗れた」感覚がありました。



分娩後の身体のようすを少し報告すると、会陰部分は分娩日の夜と翌日に少し違和感を感じました。がその後は全く問題なく、自然に完治してきています。円座クッションを日本から取り寄せようかと迷いましたが、今のところ必要なさそう。

子宮は、分娩当日はまだ変化はありませんでしたが、翌日から徐々にたるみ、小さくなり始めてきたので、骨盤締めと同時にニッパーを装着しました。2週間経過した現在は、服の上から見ると全く分かりませんが、実際はたるんでます。。。

産後のエクササイズは少しずつですが、腹筋や軽いストレッチを始めました。特にお尻の垂れ具合がなんとも無様で、このまま放っておいたら大変な姿になりそうなので、ヒップアップエクササイズを中心に行ってます。

3ヶ月ぐらい経過したら、再びヨガとピラティスを本格的に始めようかと思案中。


悪露も徐々に治まってきていますが、少し活発に動いた日や睡眠不足の日など疲労が溜まるとまた悪露の量も増えるので、それをバロメーターとして日々昼寝や休息を多くとるようにしています。



ということで、簡単な出産レポでした。

分娩は人それぞれですから、どんな分娩であっても最終的には母子ともに無事に安全で、そして健康な赤ちゃんが産まれることが最大の結果だと思います。

なので、このレポは単なる「一妊婦」の分娩結果ということで、さらっと読んでもらえれば嬉しいです。