先日両親学級のワークショップへ参加してきました。
今回のワークショップは、夫婦で基本的な出産内容をビデオで観ながら、保健師さんが補足説明をしていくという内容でした。
私の担当の保健師さんは英語が堪能なので、我が家のような国際カップル向けにということで英語で解説してくれました(只今私はフィンランド語習得中なので、小難しい話のフィンランド語はまだ理解できません)。私たち以外にあと1組参加していました。
ビデオの内容は、「おしるし」が始まってから病院へ駆けつけ、出産するまでの流れを「無痛分娩」の例で紹介していました。フィンランドを始めとする欧州は無痛分娩率が高い(ほぼ主流になりつつある)ので、何か問題ない場合はこれを利用する妊婦さんが多いとのこと。
もう一つは、帝王切開の場合。例としていた妊婦さんの胎児の体重が4kgを超えていたということで、計画的な帝王切開を紹介していました。
日本の帝王切開は逆子の場合に実施することが多い、と聞いたことがありますが、
ここではやはり胎児の大きさで帝王切開になる確率が高いとのことでした。
一通りの内容を紹介した後、授乳について少し説明がありました。
出産直後からお乳が出る人は少なく、だいたい出産2-3日後から出始めるのが通常らしいです。
出産直後からお乳が出なくて心配する妊婦さんが多い、という説明がありましたが、
心配することなく自然に翌日から少しずつ出てくるとのこと。
さらに詳しい授乳方法については、退院後にこの保健師さんが自宅に訪問してきちんと指導してくれるとのことで安心しました。
そういえば、日本では沐浴の方法などをこの両親学級で紹介するようですが、ここフィンランドではありません。入浴というか身体の洗い方は何かの本に紹介してあったような記憶がありますが、基本的には授乳と同じく、自宅に保健師さんが訪問して随時教えてくれるとのことでした。
さて一通りの説明が終了後、分娩室の見学ツアーにも参加しました。
フィンランドでは通常、妊娠33-36週ぐらいの時点でこの見学ツアーに参加するようですが、私の担当保健師さんが今の時点で実際の場所を見ておくことをオススメするわ、ということで興味本位半分心の準備も兼ねて参加しました。
結論から言うと、日本でいうLDR室(陣痛・分娩・回復)の「R=回復」以外の機能が備わった部屋でした。
ここには入浴もできるように、日本のお風呂と同じぐらいのバスタブが備え付けてあったり、陣痛中のリラックスグッズとして、CDやアロマテラピー、マッサージや鍼灸(実際には担当医が来て施術してくれる)、バランスボールなどほぼ何でも揃ってありました。
日本の感覚でいうとプライベートな分娩室という雰囲気でしたが、どの分娩室も同じ設備が備わりこじんまりしていたので、やはり分娩に集中できるような環境を整えた、という印象があります。
回復にあたる部屋は、パートナーと一緒に寝泊まりできることができるようになっているので、出産後問題なければここで過ごすことになるようです。
ビデオでもこの見学ツアーの説明でも言っていましたが、出産は何が起こるかわからない。でも、妊婦の意見を一番に聞き入れて出産をお手伝いするので、助産師さんを始めとする関係者を信頼して欲しい、と。そして何も問題なければ、特に陣痛中は妊婦が知りたい・やりたい・したいことをどんどん自ら主張して、我々がそれに応える、と。
もし緊急事態などが起こった場合は、逆に医療関係者を信じて全てを任せて欲しい。
そのような場合には自らの主張を抑え、母子ともに安全第一に分娩を行うので理解して欲しい。
そんなことを話していました。
私以外の妊婦さん達は恐らく年内出産でしょうから、やはりこういう内容の説明は安心しますね。
私自身もこれを聞いて、異国で出産することへの不安が少しずつ和らいできたように感じます。
我が夫も自国の分娩室を初めて見たようで、かなりイメージトレーニングになったと言っていました。
実際に、どのような分娩になるのか、誰も分かりません。
でも事前準備として、良い分娩方法や自分の感覚などを研ぎすませて置くことは非常に大事なんだと思いました。
この冬休みにじっくり考えて、夫と色々話して準備していきたいと思います。