ハーモニー検査 | シンガポールで不妊治療&妊娠、育児の記録

シンガポールで不妊治療&妊娠、育児の記録

2019年12月からシンガポールで不妊治療を始め、採卵2回、5回目の胚盤胞移植を経て2021年に妊娠することができました。

2022年7月に無事出産し、現在は慣れない育児に追われています。

私の経験が誰かのためになればと思い、ブログに記録を残すことにしました。

OSCAR検査の陽性を受けて、今後どうするかを決めるために主治医の先生と話し合いを行いました。

 

先生から夫に向けて検査結果の説明があり、その後にこれから受けられる検査にはどのようなものがあるか紹介頂きました。

一つは羊水検査で、この検査を受けることで確定することができます。ですが、やはり流産のリスクは0ではありません。

次に、前回は触れられなかったハーモニー検査について説明がありました。

ハーモニー検査は確定できる検査ではないものの、精度がかなり高い検査で、先生によると99%の確率でダウン症、エドワーズ症候群、パトウ症候群については検出できるとのことでした。ただし、他の疾患については検出できないため、見逃す可能性もあると言われました。

ただ、ハーモニー検査は血液検査であるため、流産のリスクは0です。

 

先生の説明を受け、夫と私は流産のリスクが無く、現在の懸念である三つの疾患について99%確定できるならということで、ハーモニー検査を受けることに決めました。

診察直後に早速採血があり、結果は二週間後の診察時に出るとのことでした。この検査は1000シンガポールドルでした。

 

 

結果が出るまでの二週間の間に夫側の親戚と会う機会があり、そこで家族以外には初めて私の妊娠を伝えました。

皆さんとても喜んでくれて私も嬉しかったのですが、心のどこかで、この子には疾患があるかもしれないのにと喜びに浸ることはできませんでした。

一方で、この子は夫と私を選んで来てくれたのだから、不妊治療中に夢にまで見た今の幸せに感謝する気持ちも湧いてきました。

 

 

 

長い長い二週間を終え、診察に向かいました。人生で一、二を争うくらい緊張しました。

ですが、意外なことに結果はまだ出ていなかったのです。先生からは、結果が遅れていることと結果の内容については何も関係がないので、気にしないようにと言われました。私の心配性な性格をよく分かっていらっしゃるようです。。。

結果は数日中に出るので、結果が届き次第メールしますとのことでした。

 

翌日にクリニックから電話があり、全てにおいてNormal(異常なし)という結果を伝えられました。

この時の気持ちは、安心したという気持ちよりも興奮状態でした。

何が起きても育てるとは決めていたものの、実際に異常なしという結果を受けて、全てに感謝という気持ちです。