今後の治療方針を話し合うためクリニックへ行ったところ、私が切り出す前に、先生の方から子宮鏡検査を勧められました。
やはり、胚のグレードが良かったことから子宮側の問題が考えられるとのことでした。
診察前から子宮鏡検査を受けることを希望していたため、話はトントン拍子に進み、検査は一週間後になりました。
実は子宮鏡検査にも受けたい検査（Th1/Th2 バランス、ERA検査）があったのですが、それらはシンガポールでは一般的ではないと言われ、諦めました。
検査自体は設備の都合からクリニックの近くにある、産科・婦人科に特化した総合病院で行われることになりました。
その病院はシンガポールで一、二を争うほどの人気がある病院のため、待合室で受付の順番待ちをしている間にも次々と産まれたての赤ちゃんを抱いたお母さんがいらっしゃいました。
いつもなら、赤ちゃんを見て、なぜ私のところには赤ちゃんが来てくれないのかと思ってしまうのですが、余りにも数が多く、ただただ圧倒されました。
受付を終え、病室で一時間程度待機してから、いよいよ検査となりました。
日本でのことは分からないのですが、子宮鏡検査は麻酔をかけて行われるため、手術中は痛みは感じません。採卵の時と似たような流れで、当日は絶食です。検査自体は15分程度で終わり、麻酔が切れるまで回復室で一時間ほど休んだあと、病室に戻されました。
しばらくは麻酔の効果でぼーっとしていたものの、徐々に頭がはっきりとしてきて、出された食事を終えるころにはかなり回復しました。
先生も病室に来てくださり、ポリープをいくつか切除したとおっしゃっていました。詳しくは一週間後の診察で詳しくご説明くださるそうです。
何でも年齢のせいにはしたくないのですが、こうやって原因を調べて、ゆっくり一歩一歩進んでいくのが私のペースなのかなと感じています。