TCMでの不妊治療再開 | シンガポールで不妊治療&妊娠、育児の記録

シンガポールで不妊治療&妊娠、育児の記録

2019年12月からシンガポールで不妊治療を始め、採卵2回、5回目の胚盤胞移植を経て2021年に妊娠することができました。

2022年7月に無事出産し、現在は慣れない育児に追われています。

私の経験が誰かのためになればと思い、ブログに記録を残すことにしました。

四回目の移植判定後、以前より友人に強く勧められていたTCMクリニックに行ってきました。

 

これまでその友人から何度も受診を勧められていたものの、クリニックの場所がとても遠かったこと、また予約方法が独特(当日の予約しか受け付けない)であったため、腰が重く、やんわりと断っていました。

ですが、四回目の移植が成功しなかったことや、余りにも断り続けるのも悪い気がして、とりあえず一度は行ってみようという事になりました。

 

そのクリニックはHDB(公団住宅)の中にあり、ローカル感が溢れていました。

以前に通っていたTCMクリニックは、シンガポールの中心地にある現代的なクリニックだったため、その違いに驚きました。

 

受付で予約時間を告げると、簡単な問診が始まりました。このTCMクリニックは不妊治療で有名なこともあり、不妊治療のクリニックで聞かれるような質問(生理周期、不妊治療歴)を受けました。

 

少ししてから診察室に呼ばれ、診察が始まりました。先生はこれまでの治療歴の振り返りをしてから、脈拍を測りました。先生によると大きな問題は無く、体も年齢よりは若いので大丈夫とのことでした。

また、現在私が治療を受けているクリニックの先生のことも知っており、患者さんを紹介したこともあると仰っていました。私の主治医に限らず、他にも多くの先生を知っているようでした。

 

不妊治療とは関係ないことなのですが、私が以前より抱えていた体の痛みを指摘されました。ただ脈拍を測っただけなのに、痛みがどの部位にあるかも正確でした。これには驚きと共に、この先生は信頼できるかもしれないという気持ちになりました。

 

診察後は漢方薬を処方され、一日三回服用することになりました。

薬は所謂漢方の匂い(葛根湯をイメージしていただくと近いです)で、粉状のものと仁丹を少し大きくしたサイズのものでした。先生によると、生理周期によって処方を変えており、排卵前は卵子の質を上げることを目的とした薬、排卵後は子宮内膜を厚くする薬ということでした。

 

TCMクリニックに限らず、シンガポールのクリニックではよくあることなのですが、料金が言い値なので、お会計の際に少し身構えましたが、一週間分の薬が40ドルとお手頃な価格で安心しました。

 

全体的な印象としては、先生の経験が豊富で、料金もリーズナブルなことから好印象でした。家から遠いのが少しネックですが、今後も通うと思います。