不妊治療専門のクリニックへ(胚盤胞移植二回目) | シンガポールで不妊治療&妊娠、育児の記録

シンガポールで不妊治療&妊娠、育児の記録

2019年12月からシンガポールで不妊治療を始め、採卵2回、5回目の胚盤胞移植を経て2021年に妊娠することができました。

2022年7月に無事出産し、現在は慣れない育児に追われています。

私の経験が誰かのためになればと思い、ブログに記録を残すことにしました。

前周期での内膜スクラッチを終え、二回目の移植を迎えました。

移植までのスケジュールは一回目と全く同じで、D14での超音波スキャンと血液検査があり、移植日が決定されました。

 

このD14の血液検査で、主治医からあるホルモンの値(仮にAとします)が移植に適する基準値のギリギリであるため、もう一度血液検査を受けるように言われました。

このクリニックでは、血液検査の内容を書いた紙を同じ病院内の血液検査を専門に行うクリニックに持参して血液検査を受けます。その紙をみれば、どのような検査をするのかを知ることができます。何気なく確認すると、そこには主治医から言われたAというホルモンとは全く違うホルモンの値を検査すると記載されていました。

 

ここで更に、主治医に疑念が湧きます。もしかしたら、私に間違って伝えていたのかもしれません。もしくは、私が聞き違えたかもしれません。

ですが、これまでの経緯(アレルギーのある薬を事前に伝えていたのに処方されたこと等)があり、この時点で私はもう主治医を信じられなくなっていました。けれども、今思えば本当に変な感情なのですが、ここで確認をすることで主治医に悪い印象を与えて、その後の移植に影響を及ぼしたくないという気持ちが働き、何も伝えることはしませんでした。

結局、二回目の血液検査では基準値を満たしたということで、移植は予定通りに行われることになりました。

 

また、二回目の移植では服用する薬は前回よりも一つ増え、アスピリンが追加されましたが、看護師からこれを追加で服用してくださいと言われただけで、主治医から何故この薬を服用するのかについての説明はありませんでした。

この薬は処方箋を持って、一般のドラッグストアで購入しました。購入の際に薬剤師から、この薬を何のために服用するか主治医から説明を受けていますか?と質問されたものの、もちろん答えられませんでした。その様子を見て薬剤師は驚いていたので、普通は処方前に説明が必要なものではないかと考えています。

 

移植当日の流れは全く同じで、この移植では胚盤胞一つを移植しました。

しかし、グレードの良い胚にも関わらず、本当に残念ながら妊娠には至りませんでした。私は一度目の失敗以上に精神的に落ち込み、本当にどうしてよいのか分からなくなりました。

 

そして、この時点から別のクリニックへの転院を真剣に考え始めました。