『ショートステイ先からの救急搬送』の続きです。
前回のブログ
リオのいる病院の処置室の前に到着すると、ずっとリオの心拍のモニター音が耳についてしまい、パパとも「あれ?音、聞こえなくなった。検査かな?」とか「あ!まだ聞こえる·····頻脈止まっていない」とのやり取りをしていました
顔見知りの循環器の先生が目の前の廊下を通過し、10分~15分経った頃、再びその先生が目の前に表れました。
「リオ君の頻脈は止まりました。アデホスというお薬を投与し、2回目で効果を発揮し、止まりました。この後、色々検査しますが、中にどうぞ」
とリオの側に案内されました
中に入ると、少し前まで眠っていた様子でしたが、ちょうど目を覚まし、先生も「ちょうど起きたかな?」と声かけされていました
リオはいつもより顔が青白く、元気もありませんでしたが、それでもママやパパを見ると、安心したようにニコリと笑ってくれ、その表情に思わず涙が溢れそうになりました
一先ず、脈が元に戻って良かったぁ
その後、リオは、採血、レントゲン、尿検査や感染症の検査、心エコーと色々頑張りました。
検査結果
・心エコーは問題なし (血液検査のBNP522.7)
・おしっこは相変わらず白血球が出ているけど、すごく汚い訳ではない
・また炎症反応は高くない事からも尿路感染は否定
( CRP0.30 WBC5860 )
・コロナは陰性
・パラインフルエンザ1型 陽性
その結果を踏まえて·····
おそらく、今回の頻脈は、「パラインフルエンザ1型」の感染により、起こったものと考えられる。
パラインフルエンザといっても、普通のインフルエンザとは別物で、いわゆる普通の風邪ウィルス。
(コロナが始まってから、病院で導入した機械が細かく色々なウィルスを同時に判定するらしく、判別できるウィルスの項目が追加されている)
しかし、いくら普通の風邪と言っても、病院側としては、陽性が出ている以上、大部屋には入れず、感染部屋への入院が必要だが、現在空きがない
個室の付き添い部屋(高額な自費)なら空いているが、それが難しいなら、家に帰り、自宅で経過観察してはどうか!?
との提案がされました。
今思えば「経過観察が必要な状態」なら、なぜ他の病院でも良いから紹介してくれなかったのか·····という気持ちになってしまいます
けれどその時は、心配だけれど、リオと一緒に家に帰れる喜びの方が勝っていました
それでも不安で、この後、再度頻脈が出た際の対応や連絡方法については何度も確認しました。
こうして、リオと一緒に一度家に帰ることになりました
つづく·····