レインボーガーネットといいますと、
あの奈良の七色のやつを思い浮かべますがー
それとは違うタイプのおはなしです。
これは面に対して縦方向に細かくレインボーが入るのが特徴で、
オーロラレインボーガーネットと呼ばれています。
とても美しい~✨✨
アホみたいに綺麗なガーネットです。
最初は水晶の被膜が面を覆っていて、
爪で剥がすとこんな綺麗なレインボーが出てくるのです。
このタイプ特有の産状です。・ω・
そしてなんとも不思議なグラデーションですね~
不規則なのになぜか上品な色合いです。
緑系や赤系の色が目立つので、
よけい「オーロラ」っぽく見えますね。
でもよく見るとこれもだいたい七色で構成されています。
もとの石が綺麗なので、
綺麗に撮りたいというのはありますがー
オーロラタイプは特に撮影が難しいんですね。
目で見た通りの表現と感動を写真におさめたい。
どういう難しさがあるか?というと。
何点か複合的に原因があります。
・比較的暗く落ち着いたレインボー発色である
・強い光を当てると面ごと反射する
・ベースは透明感がある飴色の柘榴石
そんな性質の石なので、
つまり撮影時に気をつける点は、
・光源から少し離れた位置で少し暗くする
(カメラが鮮やかな色を拾う)
・面の向きを揃える必要がある
・多方向から光源を照射する
なので上の画像は、
レインボー発色はよく捉えられていますが。
柘榴石の透明感や飴色は殺してしまっていますね。
逆にこんど柘榴石の質感を優先すると、
レインボー発色が味気なくなってしまうんですね。
まあ相容れない要素なのでしょうがないです。
世界をみるとメキシコやニジェールなどにも、
ストライプ模様のレインボーガーネットがありましたが。
あれはN面とか元から結晶に縦縞があるといいますか・・・
まあ灰鉄柘榴石の性質は同じはずですから。
結晶構造や発色の向きや原理は一緒だと思います。
でもなーんか?
奈良のオーロラとは感じが違う。
オーロラって言えるのは日本産だけやし、
いちタイプとして整っていると思うのです。
俺達がナンバーワン♪(。-ω-)zzz. . .