FIPの疑い(2020年10月9日)その4 | アシルの闘病日記(MUTIAN投薬)~猫伝染性腹膜炎(FIP)を発症して

アシルの闘病日記(MUTIAN投薬)~猫伝染性腹膜炎(FIP)を発症して

アシルとエマ(兄妹)を迎えて約半月後、アシルが致死率ほぼ100%と言われるFIPを発症してしまいました。日本国内での扱いは未承認動物用医薬品となるMUTIANで投薬治療を開始。2020年12月31日に84日間の投薬を終了。84日間の経過観察を経て2021年4月2日寛解となりました。

MUTIANは毎日決まった時間に投薬しなければなりません。

アシルの場合は協力病院での投薬が12時だったので、そのまま12時に決めました。

 

2日目は100mgのカプセルをダメにしましたが、3日目から7日目まではなんとか無事に。

高いお薬なので失敗しないように....と思うと余計に緊張してしまいます。

 

投薬翌日からアシルはぐんぐん元気になりました。物凄いスピードでエマと走り回ります。

体重も1週間で1400gから1540gになりました。

 

2020年10月16日 診察日

炎症の数値が下がり、腹水もほとんど無くなりました。

 

そして、外部に出していた検査結果報告書により、FIPの疑い→FIP確定となりました。

ネココロナウイルス定性検査「全血」「腹水」「糞便」の検体全て陽性...

 

MUTIANが効いている、ということはFIPなわけで.....

.わかってはいたけれど「確定」という言葉は少しショックでした。

残り76日間の投薬.....頑張ろうねアシル。

 

 

 

 

FIP確定前のアシル(右)とエマ

 

 

〔血液検査結果〕

白血球数〔基準値55~195〕 243(高い)

TP(総たんぱく)〔基準値5.7~7.8〕 10.5(高い)

GPT/ALT〔基準値22~84〕 106(高い)肝障害

SAA(血清アミロイドA)〔基準値0~5.49〕 3,75(基準値内....! 驚異的....だそうです)

 

肝臓に含まれるアミノ酸の合成に必要な酵素の数値が高いため

ウルソデオキシコール酸錠を処方される

 

2020年10月16日現在     生後2か月27日     体重1615g(MUTIAN150mg)