#2/5の続きです。
 
御嶽山頂(剣ヶ峰)の到着時は晴れていましたが、しばらくすると少しガスが出てきました。
天気を気にしながら、二ノ池方面へ向かいます。
 
剣ヶ峰を二ノ池の分岐点まで一旦下山
 
 
赤い屋根が二ノ池山荘、その前に広がる平地が二ノ池。
私が訪れた折は、二ノ池に水はなく、火山灰と砂で埋まった状態でした。
噴火前はここに雨水がたまり、周辺の山小屋にとって貴重な水源となっていました。
石室山荘では、この天水を使い登山客にお風呂を提供していましたが、噴火以降はそれができなくなりました。
 
 
二ノ池の際にある石像と石碑
 
二ノ池の際を歩きます。
 
 
 
 
 
賽の河原
 
二ノ池ヒュッテを過ぎたころから、眼下に「賽の河原」が広がります。
人が歩いているのがみえます。
登山道の先に立つのが白竜避難小屋、左の峰が摩利支天、右の峰が三ノ池、五ノ池方面に繋がります。
 
当初、摩利支天に行くことを考えていましたが、この賽の河原を見渡しているうちになぜかとても心細くなってしまい、ここで引き返すことに。
 
 
 
二ノ池ヒュッテで名物の担担麺をいただきました。
この日最後の一杯だったそう!
食後、客席にあった2014年の噴火時の報道記事のスクラップブックに目を通しました。
 
御嶽山は山頂が長野県と岐阜県にまたがっており、この二ノ池ヒュッテは岐阜県下呂市にあります。
 
 
 
二ノ池ヒュッテを後にし、石室山荘へ戻ります。
 
 
石室山荘入口付近からの眼下の景色
 
 
 
通された部屋には、御嶽神社の神棚があります。
山荘は全体がきれいに掃除されており、寝具も清潔。
実に気持ちのいい空間です。
持参したシュラフと布団にくるまり、夕方まで昼寝。
 
 
夕飯
 
石室山荘は美味しいご飯が評判の山荘でもあります。
赤紫蘇をはじめとする野菜の天ぷら、山をかたどった高野豆腐の煮物、面取りした南瓜など、ひとつひとつ丁寧に作られています。
後から供された温かなおそばは、しいたけの出汁が効いていいお味でした。
 
食堂となる畳敷きの広間はストーブのお陰で温かく過ごすことができました。
食後、こたつで他の宿泊者の方とおしゃべり。
高山病の頭痛があったため、先に休ませてもらいました。
 
 
続く