アッシェンバッハの彼岸から -41ページ目

おお!シャンゼリゼ!!

Les Champ-Elysees
Joe Dassin
B000025LYD




またしてもウェス新作のサントラからの話。

というかサントラの話しかしてないが映画本編はどうなのかという話はさておき、エンディングにかかるジョー・ダッサンの"Les Champs-Elysées"が楽しくてしかたない。それで最近、お散歩のたびにいつも聴いてるというわけなのだ。

ところでこれ、日本だと「おお!シャンゼリゼ」と唄われてて、まるでシャンゼリゼ賛歌のように聴こえるのだけれど、フランス語のタイトルだと、おお!の感嘆詞にあたる言葉はないのよね。"Les"ってこれただの冠詞だよね。

まあわたしもシャンゼリゼを楽しくスキップしてるはずもなく、家の近くの路地裏だとか神社の脇なんかを普通に歩きながら、ただこの微妙にモタついて字余りっぽいフランス語のやけに心地よい耳障りと、お気楽ご機嫌なピアノとホーンなんかを楽しんでるだけなんだけれども。

そもそもシャンゼリゼってどんなところだったか、大昔に一度歩いたきりでよく憶えてないし。


だけど、シャンゼリゼってことばの響き、なんだかきらきらして聞こえるような気がしませんか。

Aux Champs-Elysées, aux Champs-Elyséesって何度も繰り返し聴いてたら、不思議とわたしの目にうつる見慣れた風景さえも、銀色の無数の光のつぶつぶに縁取られて見えてくるのです。

そうするとなんだか、いつもの街角や商店街の風景なども、むしょうに賛美したくなってしまうのです。おお!シャンゼリゼ!おお!シャンゼリゼと。